UNLOCK（KAT-TUN）は4人体制のラストソング！PVは初回限定盤1に収録！その歌詞の意味とは

2001年に結成され、2006年に6人グループとしてスタートしたKAT-TUN。

これまでのいわゆる「ジャニーズ系」の型にはハマらない6人として、着実にファンを増やしていました。

ですがまず、2010年に赤西君が渡米し、その後正式に脱退が発表され、5人になりました。

それだけでも寂しかったのに、続いて2013年に田中君が事務所を退所します。

当然ファンは気が気でなく、これからどうなっちゃうの？　と不安に思ったことでしょう。

それでも「KAT-TUNは4人で頑張って行きます！」と残ったメンバーは言ってくれました。

ファンも懸命に心を立て直し、信じようとしていました。

そこへ2016年、田口君が脱退を発表……！

当時を思い出すと今でもやっぱり心が痛いです。

4人体制KAT-TUNのラストシングルとなった「UNLOCK」。

この歌にはどんな意味が込められているのでしょうか？

2016年1月スタートの連続ドラマ「怪盗 山猫」主題歌として発売されたこの曲。

亀梨君が天才肌の探偵であり怪盗の「山猫」を演じました。

始まった当初はコメディ要素がほとんどで「可愛い亀梨君」を楽しんでいました。

だって亀梨君が「音痴」の役なんですよ!!

そしてそれを指摘されるとブチ切れしちゃうという……。

テレビで見ていても「キレていいよ！　ホントは音痴じゃないもんね！」なんて思ってました。

でもドラマが進むほどにどんどんシリアスになってきたんですよね。

いじられ役の下っ端だった勝村（成宮寛貴）が敵・カメレオンの正体と分かって敵対したり……！

山猫とカメレオンが一対一で闘うシーンの緊迫感はすごかったです！

あと、山猫の仲間で無口な天才ハッカー・真央役があの広瀬すずちゃんでした。

山猫に鋭いツッコミをガンガンに入れてて、2人のシーンはとても面白かったのを覚えています。

KAT-TUNの曲は本当に英語が多いですよね……。

カッコいいのですが、「どういう意味～！」といつも悩まされます。

この冒頭の4行を訳すならこんな雰囲気でしょうか。

「お嬢さん、君はとってもミステリアスだね。

君は、もう分かってるんじゃない？

ボクはそろそろこのゲームから降りようと思うんだ。

でもゲームの終わりを握ってるのは、君なのかもしれない……」

ドラマ自体、駆け引きやだまし合いを多く含んだ内容でした。

そのせいか、歌の始まりも「簡単には終わらないぞ」という空気感です。

主人公が「彼女」の過去（これまで）について語っています。

何人かの原石の中にいた「彼女」という存在。

「彼女」は他の石ころとは違う「ダイヤモンド」だったのでしょう。

それに気づいてしまった「彼女」は、これまでの自分を振り返って後悔しています。

周りに振り回されて、目の前に転がってきた幸運に手を伸ばしても良いのか悩んでいます。

そこへ主人公が来て、「彼女」を元気づけます。

「君の利益を平気で奪っていくヤツらがいる。

そんなヤツらのいいなりになっても愚かな結果が待ってるだけだ。

自分自身を見つめて、大切なものは自分自身で守るんだ。

君はまだまだ変わって行けるんだから……」

このように読めるのではないでしょうか。

「人に“何してるの？”って言われてもいいじゃん！

自分自身を取り戻すんだ。

何なら一番最初（ZERO）に戻って始めてみるとかさ！

ココから飛びだって行きなよ。行けるところまで遠くへ！

だまし続けていた心の鍵を自由にしてあげなよ」

独自解釈ですが、めちゃくちゃ「彼女」を応援してます！

損な役回りを我慢していた「彼女」を自由にしてあげたいという願いに見えます。