続いて2番です

岬まわるの 小さな船が
生まれた島が 遠くになるわ
入江の向うで 見送る人たちに
別れ告げたら 涙が出たわ
島から島へと 渡ってゆくのよ
あなたとこれから 生きてくわたし
瀬戸は夕焼け 明日も晴れる
二人の門出 祝っているわ

出典: 瀬戸の花嫁/作詞: 山上路夫 作曲: 平尾昌晃

2番の歌詞瀬戸内海の情景を聴いている人にしっかりとイメージさせる内容になっています。

ただ、当時の瀬戸内海は工業排水などで汚れきっていて、赤潮発生が問題になっていました。

この歌詞には、美しい瀬戸内海に戻ってほしいというメッセージも含まれているようです。

ですが、2番の歌詞の最大のテーマは、結婚は2人のものだということです!

要約すると、「あなたの島にお嫁に行くのですが、二人で幸せになります」となります。

この内容は、家同士の結婚が当たり前という時代から一歩先んじて、結婚は二人のものという前衛的な内容になっています!

この歌詞が、美人で意志の強そうな小柳ルミ子にマッチして大ヒットとなったのです!

最後に

【瀬戸の花嫁/小柳ルミ子】20歳だから嫁に出す?!瀬戸内ご当地ソングはこうして生まれた【歌詞解説】の画像

いかがでしたか?

瀬戸内海の小島がリアルに描かれ、当時の最先端の恋愛感覚とがマッチした歌詞です。

この大ヒット曲「瀬戸の花嫁」ですが、作詞家の山上路夫は実際に瀬戸内の小島は訪れたことがないそうです。

作曲家の平尾昌晃も同様で、瀬戸内海に対する2人のイメージで出来上がった理想像がこの曲なのです。

アレンジもハワイアン風にまとめられていて、南国へのあこがれがよく出ています。

モデルになった島があるともいわれていますが、このエピソードを聞くとそれはなさそうですね。

とりあえず今回の記事はこれで終わりです。

ですが、せっかくですので作曲家の平尾昌晃が同時期にプロデュースしていた五木ひろしの記事も合わせてごらんになってください。

当時の雰囲気がさらにわかりますよ!

リンクはこちらになります。

【瀬戸の花嫁/小柳ルミ子】20歳だから嫁に出す?!瀬戸内ご当地ソングはこうして生まれた【歌詞解説】の画像

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