【BUMP OF CHICKEN】おすすめバラード曲人気ベスト10！名曲揃いのランキングが完成☆

第1位は先に挙げた『Merry Christmas』と同じ15thシングル『R.I.P』です。

「COSMONAUT」とベストアルバム「BUMP OF CHICKEN II <2005-2010>」に収録されています。

上記に引用したのは、「R.I.P」の意味とAメロの歌詞です。

歌詞を見ると、子供のころに友達と自転車で遠出をした思い出が書かれていると思います。

「ザリ釣り」とはザリガニ釣りのことですし、「ダイナモ」とは、自転車ライトの発電機のことだと思います。

恐らく遠出をして暗くなってしまったのでしょう。こうした単語で、そのことを間接的に表しています。

文にリズムがあり、ただ単に言葉の羅列に終わっていないところが凄いですね!

こちらも印象的な歌詞です。

水銀が使われている体温計を指でこすって、熱が無いのに熱があるふりをして、学校を早退したのでしょう。

「下駄箱に斜陽」とは、「皆のいる教室から下駄箱へと向かった時に感じた主人公の気持ち」、という意味と「下駄箱に陽が射している」という意味と、2つの意味に取れます。

「尻尾の付いた友達」とは、恐らく主人公が飼っていた虫のことだと思います。そして、「R.I.P」を捧げる対象もこの「尻尾の付いた友達」のことだと筆者は考えています。

飼っていた虫が突然死んでしまい、シャベルをもって父と墓を作りに行く主人公のはかない気持ちが、この歌詞には表れています。

楽曲の方を聴いてみると、基本的なバンド構成で演奏されています。

聴きどころは、楽曲の始めから終わりまできらびやかに流れているクリーントーンのアルペジオです。

そんなに目立った音ではないのですが、宝石が転がるような、真夏に冷たい水しぶきを浴びたような、粒ぞろいの音を奏でています。

いかがだったでしょうか?

今回は「BUMP OF CHICKEN」のおすすめバラード曲を、筆者独自の視点から選出しました。

今回挙げた10曲に共通して言えることは「詩的な歌詞」、そして「コンセプトの構築がしっかりしている楽曲」だ、ということです。

「詩的な歌詞」と言いましたが、分かりにくい言葉をこねくり回してみたり、表現が複雑だったりするわけではありません。

一般的な単語で詩的な表現がされています。

楽曲の作曲においてもコンセプトがしっかりしており、その点が聴く人にダイレクトに伝わるのだと思います。

ここに挙げた楽曲以外にも、バラード曲は多いです。

皆さんも「BUMP OF CHICKEN」の楽曲から、自分だけのバラード曲を探してみませんか?