別れたくないのに別れなければならない事情があったのでしょう。

今は一人での生活にも慣れてしまったけれど、ふと思い出す瞬間があるのかもしれません。

本当はずっと愛した人に触れたいと思っていた、だけど今はそれも叶えられない。

冬に寒さが訪れる越後水原は涙さえも凍らせてしまい、切なさと悲しさを増長させます。

もう二度と愛することはない

運命(さだめ)に散らした 私の花は
春だというのに 咲きません
誰もこの世で 愛せはしない
あなたあなたに いつでも一途
思いは遠く駆けてゆく
越後水原 飛び立つ白鳥(とり)よ

出典: 越後水原/作詞:伊藤薫 作曲:弦哲也

春になりまた渡って行こうとする白鳥に、自分の思いを届けてほしいと託したのでしょう。

もう二度と愛する人に巡り合うことはないとわかっていながらも、今もなお愛しているのだと気づいてしまったのです。

あたたかな春の日差しに包まれながらも、心の中に花は咲かないのです。

だからせめて、飛び立とうとする白鳥に思いを乗せて、遠くへ運んでもらおうと思ったのでしょう。

「藤田まさと賞」とは

「越後水原」は藤田まさと賞を受賞した楽曲です。

藤田まさと賞とは昭和の半世紀にわたって日本人の心を歌い続け、歌謡史上に不滅の金字塔をうちたてた藤田まさと氏の偉業をたたえて設立されました。

偉大な功績を後世に伝えるために、大衆歌謡の発展および日本歌謡界の繁栄に寄与する目的を持っているんです。

選考基準は「優れた詞」を最重要ポイントとしており、詞の心が反映された作曲と歌唱、さらに表現が巧みな編曲などを総合的にとらえて判断します。

日本人の心をとらえて離さない大衆歌謡が、藤田まさと賞にふさわしいと判断された場合、授与されます。

歴代の受賞作品は「祝い船」(1984年)、「命くれない」(1985年)、「火の国の女」(1991年)、「箱根八里の半次郎」(2000年)、「命 咲かせて」(2015年)などがあります。

楽曲視聴を楽しみたい!

「越後水原」の動画はYouTubeで楽しむことができます。

切なく始まる前奏に歌唱前に響くトランペットのソロが切なさをアップさせます。

スネアドラムのリズムにサックスやオーボエなど様々な楽器の合いの手が入り、切ない女心がよく表現されています。

間奏もトランペットのソロから始まり、冬の瓢湖をバックに聴きたくなる楽曲となっています。

切ない女心を描いた作品を是非聴きたいという方は、視聴してみてください。

まとめ

水森かおりさんは2017年の紅白歌合戦も出場が決まっています。

前半19番目に登場、三浦大知さんとWANIMAの間になり、「早鞆の瀬戸」を熱唱してくれます。

来年はどんな曲で我々を楽しませてくれるのか、水森かおりさんに注目しましょう。

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