ロマンティック、幻想的、そして和の雰囲気が感じられる「砂漠の子守唄」。
MVを観て曲を聴いた後は、ぜひ歌詞も知っておきたいですよね?
この記事を掲載した時点では、まだ和楽器バンドのアルバム「オトノエ」は発売されていません。
ですが、今回は「オトノエ」発売前に最速で「砂漠の子守唄」前半部分の歌詞をお届けしますよ!
砂に 落ちた 星屑 掬い
夜空を 仰ぎ 願い 時を駆けた万華鏡
一人旅人が語り出す 昔々の和の国で
悲しみの中朽ち果てた 聞こえてくる子守唄
泣いて 泣いて泣き疲れ 宵で 宵でまた立つさ
漕いで 漕いで名をも散りて行くが
我のかる誠く生きる 研いで 研いで受け継がれ
超えて 超えてまだ行くさ
時の 時の世に強く
名付く がめる くまる 今も生きる
出典: 砂漠の子守唄/作詞:鈴華ゆう子 作曲:鈴華ゆう子
「砂漠の子守唄」の歌詞の意味
ここからは「砂漠の子守唄」の歌詞が持つ意味を読み解いていきましょう。
まず、「砂に落ちた」で始まる最初の部分は、情景を描いたものですね。
「砂漠の子守唄」というタイトルにふさわしく、夜の砂漠で旅人が昔話を始める様子です。
そして、「泣いて」「漕いで」といった表現は、人が生まれ、成長していく様子を描いています。
タイトルこそ「砂漠の子守唄」ですが、何も赤ちゃんだけを描いたわけではないんですね。
人は亡くなるまで成長し続け、次の世代へ命を受け継ぎますから、子守唄はいつまでも流れ続けます。
何かを追い求め、分かち合う
とても叙情的な「砂漠の子守唄」ですが、ちょっと意味がわかりにくいところもありますね。
学校の古文の授業で習うような文語というわけではありませんが、現在はあまり使われない表現があるからです。
次の箇所の「がめる」とは、今は使わない表現ですね。「がむしゃらに利益を得ようとする」という意味です。
「くまる」は、漢字で書くと「分る」です。つまり「配る」の古い言い方です。
人は生まれて名付けられ、そして子を産んで名付けます。
人生の中では、利益を得ようと試みることが何度もあるでしょう。
お金だけではありません。他人の愛情や名声、幸せな家庭かもしれませんね。
そして、それを独り占めすることなく、大切な人々に分け与えることだってあるでしょう。
しかし、何をしてもうまく行かず、泣き疲れてしまうこともあります。
それでもまた立ち上がり、船を漕ぐように人生の歩みを進めて行く…。
そのような人生の中で聞こえてくる、幼い頃に耳にした音色こそが、「砂漠の子守唄」の旋律です。
まとめ
和楽器バンドの5thアルバム「オトノエ」には、多くの新曲が収録されました。
その中でも「砂漠の子守唄」は、人が生まれて命を受け継ぐ様子を、子守唄のように歌っています。
幻想的なMVは、なんと氷点下2度の洞窟で撮影されたという意外な裏話もありました!
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