EYES, NOSE, LIPS(JPN Ver.)/SOL(from BIGBANG)の歌詞を解釈

自分たちの愛が燃え尽きて灰になってしまった今、どうすることもできない。

とにかく辛くて彼女のことを呼んでいるみたいですね。

「愛が終わってしまった」という現実を受け入れているあたりがリアルな痛みを生んでいます。

冷静に受け入れつつも心にはしっかりと傷を負っているようです。

しかし、別れを受け入れたって傷が癒えるわけではない…。

今の彼にはただただ嘆くことしかできないのでしょう。

痛烈な歌詞です。

自分の意思でもう一度彼女に会うことはできない。

なぜなら別れは2人で決断したことだから。

一度別れを受け入れたのだから会ってはいけないのは分かってる。

でも抑え込まれた「会いたい」という気持ちは、偶然の再会を望んで胸の内で叫んでいます。

湧き上がる感情を一生懸命理性で抑えている印象ですね…。

聞いていて胸が苦しくなります。

目の前にいない君を写真で眺めていますが、笑顔の君にはもう出会えません。

君を思い出すたびにそんな現実を突きつけられているのでしょう。

時間の経過とともに一人になった実感が波の様に押し寄せている感じがします。

この部分は1番と同じ歌詞のリピートですね。

同じ言葉だからこそ、この曲の重要なメッセージが詰まっているのでしょう。

愛する人を知らずに苦しめ別れに至った後悔…。

そして、今もなお残る君が目の前にいた感覚…。

「愛が終わってしまった」という現実が辛すぎる…。

この3つが頭の中をグルグルと回っているようですね。

1番よりも伴奏が豪華になっている分、歌詞に深みが増している印象もあります。

ピアノ単体でも際立つ歌唱力は盛り上がった伴奏と共に相乗効果を生んでいるのではないでしょうか。

しかしあくまでピアノを主体にしたシンプルなアレンジは曲の世界観と美声を存分に生かしていますね。

盛り上がったサビから一転して美しいピアノが鳴り響きます。

そして、「目、鼻、口」をここではより具体的に回想していますね。

しかもこれらをなんとも切ない歌声で奏でるから余計胸が苦しくなってしまいます…。

「サラン」とは韓国語で「愛」という意味。

思い出すほどに彼女への愛が溢れ出ているのでしょう。

歌い切った声が残す余韻は、最後の壮大なサビに入るのにふさわしい表現ですね。