有線放送のリクエストチャートで14週連続1位を記録
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/愛人_(テレサ・テンの曲)
14週連続というと、3ヶ月~4ヶ月続けて1位。ワンシーズンまるまる1位ですか!
「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」を通算すると、もっとすごいことになります!
第19回日本有線大賞および、第19回全日本有線放送大賞(年間)で、それぞれ史上初となる3年連続のグランプリを受賞した。なお、東西の有線大賞3年連続同時大賞・グランプリ達成という記録は彼女のみである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/時の流れに身をまかせ
「東西の有線」とは、東京(東日本)の有線と大阪(西日本)の有線のことです。
東京有線でも大阪有線でも大賞を受賞。しかも3年連続で大賞を受賞。
ということは1984年~1986年の3年間、夜の女王テレサ・テンが全国の盛り場を支配したんですね?
あの、変な絵を想像しないでください。記録の上で夜の街を牛耳ったという意味ですから。
念願の紅白初出場曲!
あらためて「愛人」の基本情報を押さえておきます。
「愛人」(あいじん)は、1985年2月21日にリリースされたテレサ・テンの15枚目のシングル。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/愛人_(テレサ・テンの曲)
前年の「つぐない」に続くヒット曲です。
やはり「つぐない」に続いて東西有線大賞を制覇。それはさきほど記した通り。
1985年の『第36回NHK紅白歌合戦』に唐代の楊貴妃をイメージしたデザインの衣装で初出場を果たしている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/愛人_(テレサ・テンの曲)
そうです。紅白初出場は「愛人」のヒットで勝ち取りました。
「つぐない」一曲のヒットでは出させてもらえませんでした。
昔の紅白は狭き門だったんですねえ!厳しい!
「愛人」は日陰の女を歌っています
日陰(ひかげ)の女。意味はわかりますか?
大っぴらに人前を歩けない女。人様のご亭主と密通を重ねる女。
有り体に言えば不倫している女性のことです。
「愛人」は日陰の女(=愛人)を歌っています。
道義的な善悪は、この際横に置いておきます。演歌や歌謡曲に出てくる女は、日陰の女だらけですからね。
盛り場ではこれがウケます。そちらの世界の約束事・様式美だと思ってください。野暮は言いっこなしですよ!
案外シンプルな歌詞
はい。歌詞は意外と単純です。パターン化されたフィクションです。
あなたが好きだから それでいいのよ
たとえ一緒に 街を 歩けなくても
この部屋にいつも 帰ってくれたら
わたしは待つ身の 女でいいの
出典: 愛人/作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし
ほら。日陰の女でしょう?一緒に外出もできないんですから。
ホテルかアパートかマンションか。今日も今日とて忍び逢い。
尽くして 泣きぬれて そして愛されて
時がふたりを 離さぬように
見つめて 寄りそって そして抱きしめて
このまま あなたの胸で暮らしたい
出典: 愛人/作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし