許されぬ関係とはわかっていても、できることなら添い遂げたい。
一途な女ならそう思うのも当然です。時間よ止まれと思いますもの。
もっと早くに出逢っていれば
めぐり逢い少しだけ 遅いだけなの
何も言わずいてね わかっているわ
心だけせめて 残してくれたら
わたしは見送る 女でいいの
出典: 愛人/作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし
そうですか。タッチの差だったんですね?
運不運の問題で、出逢うタイミングが少し遅かっただけ。
愛の力は奥様に負けない。けれど家庭を壊しもしない。
「お邪魔虫にはなりませんよ」と心に誓う女です。
尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で眠りたい
出典: 愛人/作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし
男は帰ってしまいました。
女は一人、部屋に取り残される。
将来を案じながら、一人ぽつんと男を慕う。
もう目の前に男はいません。空っぽな切なさが募ります。
テレサの不思議な説得力
まあ、ザッとこんな歌詞です。湿っぽくて陰鬱な印象を受けるかもしれません。
ところがどうです?歌を聴いてみてください?
テレサ・テンの声の清潔感ときたら!まるで魔術にかかったみたい!すべてを忘れてしまいそう!
ちょっぴり舌足らずな日本語も愛らしいんですよねー。テレサってつくづく愛されキャラだと思います。
歌い手次第で歌の世界は一変します。誰が歌うかで歌の表情は変わるんです!
いろんな人が歌っているよ
誰が歌うかで歌の表情は変わる。そんな話をわざわざしたのは、この曲がいろんな人にカバーされているからです。
やはり演歌歌手・歌謡曲歌手にカバーされることが多いようです。すべてアルバム収録です。
石川さゆりの「愛人」
野口五郎の「愛人」
西城秀樹、郷ひろみと並ぶ新御三家の一角・野口五郎。ギター小僧でギターテクにも定評があります。
最近の五郎ちゃんはというと、戦友・西城秀樹の訃報に接し、すっかり気落ちなさっているご様子。
カバーの詳細も気になりますが、五郎ちゃんの憔悴ぶりが気にかかります。
川上大輔の「愛人」
王子様然としたルックスと女性的で繊細な美声が持ち味の新星・川上大輔くん。
個人的には彼のカバーがいちばんワクワクしますね。
大輔王子様の「愛人」。どんな「愛人」に仕上がっているでしょうね?
本当に愛人がいるわけじゃないですからね!その手の苦情は一切受け付けません!