嵐「僕が僕のすべて」
2008年にリリースされた24thシングルのカップリング
「僕が僕のすべて」は2008年11月5日にリリースされたシングル「Beautiful days」のカップリングとして収録されています。
「Beautiful days」は、メンバーの二宮和也が主演を果たしたドラマ「流星の絆」の主題歌を担当していたので、知っている人も多いと思います。
人気絶頂期の嵐ですから、このシングルもオリコン週間チャート1位、2008年11月の月間ランキング1位を獲得し、累計売上52万枚の大ヒットを記録しています。
2008年のオリコン年間シングルチャートでは、売上枚数が10位にランクインしたのですが、同一アーティストとしてほかにも2曲TOP10入りを果たし話題となりました。
初回限定盤と通常盤の2週類で、初回限定盤には「Beautiful days」のMVがついたDVDが入っています。
通常盤には、カップリングとしてもう一つ「忘れられない」を収録。
さらに、全ての曲終了後にはシークレットトークが隠されています。
嵐の初ベスト「All the BEST!1999-2009」にも収録
「僕が僕のすべて」は、2009年にリリースされたベストアルバム「All the BEST!1999-2009」のDisc3「ARASHI'S Selection」の7曲目にも収録されています。
シングル表題曲以外から嵐のメンバーが選んだ10曲の中に収録されており、メンバーもお気に入りの曲ということが分かりますね。
ただし、「僕が僕のすべて」が収録されているDisc3がついているのは、初回限定版のみとなるので注意が必要です。
「au BOX」のCMソングを担当
嵐が嵐じゃなかったらという設定のCMも話題に
嵐は、2008年から「au」のイメージキャラクターを務めており、この曲で初めて「au」のCMソングを担当しました。
CMの内容は、「もしも僕らが、嵐でなかったら。」というテーマをもとに嵐のメンバーが今とは違う別の人生を歩んでいるというもの。
シリーズ1本目となる「ある朝の始まり」編をとるために、3日間で5人すべての人生を撮影するというハードスケジュールだったそうです。
「自分らしく」という想いが詰まった「僕が僕のすべて」をバックに、みんなの違う人生がクロスしてとても面白いCMとなっています。
「僕が僕のすべて」の歌詞
今歩んでいる道はたった一つしかない奇跡の道
もし僕があの日 少し違う未来を選んだとしたら
揺れている窓に映る 見慣れた日々に問い掛けてる
人は誰も憧れ傷つき ただひとつ選んだいまを大切にしながら きっと生きている
出典: 僕が僕のすべて/作詞:100+ 作曲:加藤裕介
あの時違う道を選んでいたら、もしかしたら違った未来があったんじゃないかという想像は誰もがしたことあるのではないでしょうか。
人の人生はちょっとした出来事でその後の人生に大きな影響を与えてきます。
小さな出来事でも起こった後と起らなかった状態とでは雲泥の差があるという「バタフライ効果」と同じです。
そう考えると、今は見慣れてしまったこの景色や、いつもと変わらない日常は幾多もの偶然が重なり合ってできた「奇跡」の上に成り立っていることが分かります。
過去には傷ついたり、憧れたりいろんな経験をしたものが全て今につながっているのです。
ありのままで もう一回歩き出そう 悲しみ越えて
誰のでもない 名もなき道を
明日もそう 夢に 向かって 悩んで 笑って 笑って
今ここにいる 僕が僕のすべて それだけは変わらない
出典: 僕が僕のすべて/作詞:100+ 作曲:加藤裕介
つらいことがあって立ち止まったとしても、過去を替えたいなんて思わずに、前を向いて歩き出そうと背中を押してくれる歌詞が印象的ですね。
誰のでもない=自分だけの道で、夢へと進んでいこうと優しく背中を押してくれています。
別れも出会いもすべて受け入れて
もし僕があの日
君に強がりもせず素直でいれたら
ふと胸に浮かぶ思い切ないけれど
今は愛しい
人は誰も出会いと別れに
それぞれの思いで重ね
新しい明日をずっと生きている
出典: 僕が僕のすべて/作詞:100+ 作曲:加藤裕介