「抱きしめる」という言葉と「頼りない」という言葉は一見そぐわないように見えます。

しかしここで表現されているのは、「行かないでくれ」と抱きしめる様子でしょう。

その姿は情けなくても、「なんとかして関係を繋ぎ止めたい」という気持ちは痛いぐらいにわかります。

大好きな恋人が離れていこうとしていたら、なりふりなんて構ってられません。

そして「slow dance」というタイトルは未熟な主人公の様子を表していたのですね。

どうすればいいのかわからない気持ちを、ぎこちない踊りに例えているのでしょう。

「離れたくない」という切実な想い

そんなに意地悪しないで
笑った薄い唇に
あんまり一人にしないで
そんなに意地悪しないで

出典: slow dance/作詞:渡辺健二 作曲:渡辺健二

以降はほとんど繰り返しになるのですが、最後の締めくくりのこの部分を見ていきましょう。

「離れたくない」という想いを繰り返し伝えているところから、想いの切実さが伝わってきますね。

ここで曲が終わっていることも、いつまでも未練を引きずる主人公を思い浮かばせます。

相手に気持ちが残っていないとわかっていても、そういう時って想いに歯止めが効かないものです。

この歌詞を見ていると、しつこくつきまとってしまった若かりし頃の思い出が蘇ってきますね。

タイアップだからこそ生まれる魅力

今回はスネオヘアーの「slow dance」を紹介しました。

楽曲の魅力、そして渡辺健二の音楽に対する真摯な姿勢は伝わったでしょうか?

どこか幼さを感じさせるその歌詞からは、若い2人の恋を描いたアニメとリンクするものも感じましたね。

スネオヘアー楽曲を聴いていると、タイアップだからこそ生まれる魅力にも気付かされます。

度々オファーが来るのは、彼がそれをよく理解しているからなのでしょうね。

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スネオヘアーのさらなる魅力が伝わるはずです。

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