「かりゆし58」というアーティスト。
2005年結成の4人組ロックバンド「かりゆし58」。メンバー全員が沖縄出身&在住のアーティストとしても知られています。
かりゆし58の音楽で特徴的なのは、何といっても沖縄で使われている音階「琉球音階」が使われていること。
通常、音階と言えば【ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド】の7音で構成されているのはみなさんもご存知ですよね。
琉球音階は、そこから、【レとラ】の2音を抜いた【ド・ミ・ファ・ソ・シ・ド】の5音で構成された、沖縄独自の音階のことを言います。
たった2つの音が抜けただけですが、「沖縄っぽさ」をびしびし感じられる魔法の音階です。
かりゆし58は、この琉球音階にロック・レゲエ音楽などが混ざり合った、オリジナルのバンドサウンドでリスナーを魅了してきました。
メロディラインはどこか懐かしく、沖縄の広い海のように、聞く人々を包み込んでくれるような優しさがあります。
また、かりゆし58と言えば「真っ直ぐで着飾らない歌詞」で歌っていることも魅力の一つですよね。
飾り気のない、素直な気持ちをそのまま表現したシンプルな言葉で紡がれる様々な思い。
その真っ直ぐな音楽が、リスナーの心を強く揺さぶります。
優しいメロディに、真っ直ぐな歌詞。かりゆし58の音楽には、気持ちを前向きに変えてくれる不思議なパワーがあるように思います♪
「手と手」
今回は、数多くある楽曲の中から「手と手」という、アップテンポな一曲をご紹介していきます♪
こちらの楽曲は、2007年4月「COUNTDOWN TV」のOPテーマとしても起用されたので、聴いたことある!という方も多い一曲かと思います。
余談ですが、ここで思い出話を一つ。
筆者、とある夏フェスでかりゆし58のステージ見る機会があったんです。その時にこの「手と手」を聴くことができたんですね。
筆者は一番好きな曲なので、「ヒャッホー!!めっちゃうれしーーーーー!やったーーーー!」と小躍りしながら聴いていました。
そして、ふと気付いたときには筆者の周り……みんな手を繋いでました(笑)
まさにPVのように、隣の人と手を繋ぎ、中には肩を組みながら、一緒に跳ねたり跳んだりしながら盛り上がってしまいました……(*ノωノ)
あ、もちろんみんな知らない人です(笑)
こんな風に、知らない人とでも簡単に打ち解けられてしまう、あっという間に距離感を縮めてしまう不思議な魔法がこの曲にはあるように思います。本当に楽しいステージでした。
さて、話を戻して…。この記事では、歌詞やコードについてもご紹介していきますので、最後までご覧いただけたら嬉しいです( ^^ )
まずはPVから!
海に空に石垣!国際通りに市場!”沖縄らしさ”がこれでもか!というほど詰め込まれたPVとなっています( ^^ )
このPVを見ると、たまらなく沖縄に行きたくなっちゃいます……><
筆者は、高校生の修学旅行で初めて沖縄に行ったのですが、もう別世界でしたね!本当に楽しかったです。
海の広さと綺麗さにびっくりしたのを今でも鮮明に覚えています。行く所すべてが絵画のような美しさでした。
みんなが「ちんすこう」をお土産として選んだために、帰宅後家には山積みの「ちんすこう」が……。
口の中がぱさぱさになるまで食べ続けたのも、今じゃいい思い出です……(笑)
(コレ、あるあるだよね?(笑))
「手と手」の収録情報をチェック★
収録アルバムは、2007年10月にリリースされた自身初となるフルアルバム「そろそろ、かりゆし」が初出です。
さらに、2011年7月リリースのベストアルバム「かりゆし58ベスト」にも収録されています♪
この「かりゆし58ベスト」は、かりゆしファンはもちろん、かりゆし入門編としておすすめしたい1枚です。
まだ持ってないよ~!という方は、ぜひこの機会にチェックしてください☆
さらに、2007年4月にリリースの2ndシングル「手と手」の表題曲となっています。
1stシングルは、かりゆし58の代表曲「アンマー」。それに続く「手と手」も彼らを代表するナンバーですね。
アルバムと合わせて、こちらもゲットしてください!
歌詞に込められた意味とは…!?
幸せは特別なことじゃない
平穏な毎日の中にも 時々面白いことはあるさ
こぼれ落ちた笑顔を集めて それを幸せと呼ぼう
ありふれた暮らしの中にも たまには悲しい事が起こるさ
こぼれ落ちた涙を数えて それも幸せと呼ぼう
出典: 手と手/作詞:前川真悟 作曲:前川真悟
こちらは1番Aメロの前半部分の歌詞です。
”日常の中にも、面白いことはあるし、たまには悲しいことも起こる。それら全部を、幸せと呼ぼう”と歌っています。
日々のどんなことも、それを”面白いな”とか”悲しいな”と感じられること、それ自体がそもそも幸せなことなんですよね。
幸せというと、なんかちょっと大袈裟な気もしちゃいますよね。
でも筆者は、この歌詞を知って「幸せって、別に特別なことじゃなくていいんだな」と思うようになりました。
日常の小さなことも幸せだと感じられるようになったら、きっと人生はもっと楽しくなるのかもしれません♪