はじめに
この楽曲について
「たったさっきから3000年までの話」
「たったさっきから3000年までの話」はアナログ7インチ版として先行シングルカットされています。
こちらは「完全生産限定版」です。よくある初回限定版ではありません。
決められた枚数を生産したらそこでおしまい!ですので、売り切れたら入手不可能となります。お早めにどうぞ!
高速ビートナンバー
この曲はデジタル楽器を上手に配置したアレンジが特徴で、変身したチャットモンチーが堪能できます。
初期の頃とはだいぶ方向性が変わった感がありますが、今回もキャッチーなメロディーとささやかながら強いメッセージが心に突き刺さります。
そして高速ビートナンバーとアナウンスされています。
ファストなロックではなく、「ビート」というところがミソのようです。
イケイケでアップテンポなダンスナンバーなのでしょうか?
不思議な空気感のMV
高速ビートナンバー?
初めて聞いたという方はちょっとびっくりしたのではないでしょうか?
スローテンポで始まり……そのままずっとスローテンポです(笑)。
「実はバラード曲なのか〜でもいい曲だなー」なんて思ってたら最後に来ましたね。
時計の針とリンクする効果音やコップの底の「ウオウウオウ」など遊び心に溢れた仕上がりになっています。
個人的には最後駐車場に残る「徐行」の表示がシュールでお気に入りです。
なぜ「徐行」が笑えるのか?
それはタイムトラベルには時速140km/h必要だからなのですが……。
後述の映画をご存知の方はご理解いいただけると思います。
デジタルなサウンド
そして本当に「変身」という言葉が相応しく、かなりデジタルな音になっていますね。
ここはもしかしたら好き嫌いが別れてしまうところかもしれません。
ただどんな楽器を使ってもシンプルなのに音が薄いと感じさせないアレンジは流石だなと感じさせます。
いつもの「チャットモンチー」感はなくなってしまいましたが、「変身」しても個性は変わらないものがあるように思います。
何と言っても良い曲です。細かいことは置いておいて楽しむべきではないでしょうか。
デロリアンも登場
このPVには車が登場しますね。
若い方にはあまり馴染みのない車だと思うのですが、どこかで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
アメリカは「デロリアン社」の「DMC-12」という車です。
製造していたのが「デロリアン」という会社で車名が「DMC-12」となっていますが、一般的に「デロリアン」というとこの車をさします。
そしてMVの最後でこの車がどこかへ消えて行ってしまったところに「?」という人もいると思います。
これはある映画のパロディでもある訳なのですが、今の若い方は知らないかもしれませんね。