You and I get sick
Yeah I know that we can't do this no more

出典: One More Night/作詞:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha 作曲:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha

最初の部分は「あなたと私は具合が悪くなっている。」という意味です。

続いて「私たちはもうこれ以上一緒にいるのは無理だと分かっている。」と言っています。

’sick’は病気になるという意味ですが、ここでは2人の関係がまるで病気になっているということでしょう。

'this'は2人の関係を意味しているかと思います。

本来ここは「we can't do this any more」でいいかもしれません。

しかし'can't'と言いつつも'no more'と言ってしまうところに、絶望感が出ているようにも思います。

完全に冷え切った関係

ここまでで曲の最初から約30秒です。

この30秒の間に、この歌に登場する2人の関係が冷え切っていることを表現しつくしています。

この状態がここからの内容を読み解くうえで重要になります。

仲のいい2人がちょっとケンカしているというような生易しい状態ではありません

もう完全に終わっていると言えるほどの関係であるということを頭に入れて読み進めましょう。

もう一度

But baby there you again, there you again making me love you
Yeah I stopped using my head, using my head let it all go

出典: One More Night/作詞:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha 作曲:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha

はじめの部分は「ほらまた君のせいで、僕は君を愛してしまう。」という意味でしょう。

そして「頭で考えるのはやめて、すべて成り行きにまかせよう。」と言っています。

’make'という言葉を使っているのは、自分の意志ではないということを言いたいのだと思います。

完全に冷え切った状態にもかかわらず「成り行きにまかせて愛する」というのも勝手な感じがします。

少し深読みすると

この部分は少し下世話な内容になるかもしれませんが、お許しください。

先ほど引用した歌詞の'make me love you'という部分についてです。

'make love'という言葉は英語では「肉体関係を持つ」という意味があります。

この歌詞ではそういう意味で使っていないと思います。

しかしそのあとの「頭を使うのはやめる」ということからも「本能的に動く」ことがイメージされます。

そして「すべてを成り行きにまかせる」というのも、そういう関係になるということにつながりそうです。

つまり、この曲は「冷え切った」相手にもう一度「肉体関係」を求めているようにも聞こえるのです。

そういう解釈でこの曲を聞いていくと、さらに主人公の未練がましさが感じられるかもしれません。

愚かだけど戻ってくる

Got you stuck on my body, on my body like a tattoo
And now I'm feeling stupid, feeling stupid crawling back to you

出典: One More Night/作詞:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha 作曲:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha

最初の部分は「君はタトゥーのように私の体に刻まれている。」という意味です。

そして「君のもとに戻ってくるのは愚かだと感じている。」と続きます。

冷え切った関係になった相手のところに戻ってくることが愚かだとは分かっているのです。

それでもタトゥーのように刻まれて消えないので、どうしようもないのでしょう。

もう一晩だけ

So I cross my heart, and I hope to die
That i'll only stay with you one more night
And I know I've said it a million times
But I'll only stay with you one more night

出典: One More Night/作詞:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha 作曲:Adam Levine,Shellback,Max Martin,Savan Kotecha

はじめの部分は「神に誓うよ、死んでもいいから、もう一晩だけ君のそばにいさせて」と言っています。

そして「100万回言ったのは分かっているけど、もう一晩だけ君のそばにいさせて」と続きます。

日本人がよく使うところでは「一生のお願いだから」という意味と同じでしょう。

そして実はケンカのたびに「もう一回だけ」とお願いしている様子もうかがえます。

先ほどの「下世話な解釈」と合わせると、「もう一晩だけ一緒に寝よう」と言っているように聞こえます。

頭で考えても体がついてこない