やる気が起きなかったり、凹むことは自然なことです。
気持ちが沈んでいる時は、思い切って、沈むところまで沈んでみるのも良いでしょう。
1日の中で思い切り悩む時間を作れば、その反動ですっきりした気持ちになれるかもしれません。
深く長い夜の時間の流れに身を委ねて、大きな波に漂うのです。
悩みを感じているということは、少しずつ前に進んでいる証拠です。
今は忘れて踊ろう
どうしょうなんてmotion
思い出すような夜に名前をつけて
どうしょうなんてmotion
狂いだしそうな夜に踊って見せてよ
出典: 地球儀 with Vaundy/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy
AimerさんとVaundyさんのハーモニーが美しいサビのパートです。
深く悩んで、思いふけって過ごしてきたいくつもの夜があるのでしょう。
そして、その1つ1つが、自分の力や経験になっているのです。
時には感情的になる夜もあるけれど、それは悪い事ではありません。
自分の気持ちに素直になることで、見えてくるものがありますよ。
歌詞のように、好きな音楽を聴いて体を動していると、気分が楽になるかもしれません。
”もっとリラックスしていいんだよ”、そんなメッセージが込められているのでしょう。
愛するということ
感情的に惹かれあう
愛に満ちていく
僕たち今日もまた
感情的に思いを寄せあっている
出典: 地球儀 with Vaundy/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy
歌い出しのパートとは対照的な、”愛に満ちる”という表現が印象的です。
月の満ち欠けのように、愛に満たされる時もあれば、足りない時もあるのでしょう。
その時々によって、感情は複雑で変化していくものです。
その変化の中でも、2人の間には、1本の軸として変わらない”愛”があるのでしょう。
辛い過去の記憶
どっか置いてきた
愛とかなんとかも
こんな夜じゃ流されちまっている
出典: 地球儀 with Vaundy/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy
時には、”愛すること”が、分からなくなったこともあるのでしょう。
そんな時、感情のままに、自然体で惹かれる素敵な相手と出会ったのです。
この楽曲の歌詞のキーワードになっている、エモーショナルで孤独を感じさせる”夜”。
大切な人への想いは、孤独な夜にすれ違い、魅惑的な夜にまた惹かれあうのでしょう。
”愛することによって失うものは何もないよ”と、気付かせてくれたのです。
前を向いて
忘れちまえよ
くっだらない夜に踊ってさ
ねぇ
Ah Ah Ah Ah
出典: 地球儀 with Vaundy/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy
このパートでは、”漂う”という前半の表現が、”忘れる”という表現に変わっています。
そのため、前半と比較して、自分がこれから進むべき道が見えていることが分かります。
次のステップへ進もうとする時、過去の悲しみや記憶がよぎったのでしょう。
そんな時も、感情の波に漂って身を任せ、辿り着いた先にある答えにゆだねようということでしょう。