約束を果たすことにこだわるのではなく、約束した相手を常に思っていることの方が大切なのではないでしょうか。
その思いを詰め込んだ「パック」が相手に届いたら、相手はどんな顔をするだろうか。何を言うだろうか。
そんなことを想像している瞬間にも、相手への思いを発信し続けているといえるでしょう。
ゆっくりと伝わるアナログな思い
光が射す 希望
涙はもうすぐ勇気になる 大丈夫
今届け 届け 全て超えて 繋いで
届け 届け 想い乗せて 繋いで
届け 届け 願い乗せて 繋いで
出典: For you/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa
曲の冒頭では涙を流していました。しかしいつか乾きます。
「涙活」という言葉がありますが、涙を流した後には少しポジティブになれるものです。
無理に約束を果たそうとしなくても、今すぐ飛行機に乗って「ありがとう」を言わなくてもいいのでは?
そんなふうに思えた瞬間、人は強くなるのでしょう。
離れた場所にいても、相手を思って再会を願っていればいいのです。
そして相手の「元気でいて欲しい」という願いを叶えるために、元気に暮せばいいのです。
「念」はまるで超能力のようなイメージがあります。
しかし実は郵便のようにアナログな存在で、見たことのない誰かが手から手へと受け渡し、運んでくれているのかもしれません。
無意味な思いなんてない!
家族を思うことや恋人を思うこと。尊敬する師を思うこと、今は亡き誰かを思うこと。
思ったって届きやしないだろう、という考えが当たり前かもしれません。
でも、心の中でふと感じたことがなぜか家族に、友だちに伝わっていたという経験はありませんか?
「今こんなこと考えてるでしょ?」と指摘されたことはないでしょうか。
思うことは決して無駄ではないのです。誰かが、何かが届けてくれるはずです。
そんな確信を抱かせてくれるandropの『For you』でした。
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