ソバットとは、格闘技で言う後ろ蹴りのことです。プロレスでは後ろ回し蹴りのことを「ローリングソバット」と言います。
ももクロはこの歌詞の時に実際にダンスの中で回し蹴りをしています。
ももクロのダンスや振り付けにはプロレスをモチーフにしたものが他にもあります。
人気曲である「Chai Maxx」では、プロレスラー武藤敬司の決めポーズが使われていたりします。
こうした振り付けは、ももクロのチーフマネージャーである川上アキラ氏がプロレスファンだということが影響していると言われています。
エビ反りジャンプのインパクト!
「行くぜっ!怪盗少女」の中で最も目を引くのが、途中の間奏部分の最後で出てくる百田夏菜子の「エビ反りジャンプ」です。
このパフォーマンスはももクロ躍進のトレードマークにもなりました。百田夏菜子は3歳の時から新体操を行っていて、その時の経験がこのパフォーマンスにも活かされています。
紅白での演奏に全モノノフが涙!
5人バージョンへの変化
「行くぜっ!怪盗少女」が発表された当時、ももクロは6人でした。しかし、その後メンバーの早見あかりが脱退を発表します。
そして早見あかりの卒業ライブと同時に、「ももいろクローバーZ」への改名が発表されました。
「行くぜっ!怪盗少女」のイントロではメンバー6人の名前が歌われています。早見あかり脱退後は、この部分が5人バージョンに変わりました。
「レニ カナコ アカリ シオリ アヤカ モモカ」の部分が、「レニ カナコォ~ シオリ アヤカ モモカ」と、カナコの部分を伸ばすようになりました。
早見あかりがももクロを卒業し、女優としての道を歩むと決まった時、「ももクロが紅白に出て、あかりん(早見あかり)が司会として紅白に出れるように」と夢を語っていたのです。
紅白での驚きのパフォーマンス
早見あかりは女優として着実にキャリアを積み重ねてきましたが、さすがに紅白の司会はまだ遠い道です。
そして2012年、ももクロは初めて紅白歌合戦への出場を果たします。これは、ももクロが結成以来夢見ていた舞台でした。
歌ったのは「行くぜっ!怪盗少女」です。そのイントロで彼女らはこう歌いました。
「レニ カナコ アカリ シオリ アヤカ モモカ」
その場にいなかった早見あかりの名前を入れたバージョンで歌ったのです。
そして曲の最後の決めポーズも、早見あかりがいた時代のポジションだったのです。
6人で夢見た紅白の舞台。早見あかりはいなくても、一緒に歌っているんだというももクロのメッセージだったのだと思います。
このパフォーマンスは大きな話題を呼びました。ももクロのファンを「モノノフ」と呼びますが、涙したモノノフも多かったのではと思います。
現在の「行くぜっ!怪盗少女」は?
2018年1月、ももクロから有安杏果が卒業することが発表されました。突然の発表だったので、驚いた方も多かったと思います。
4人になったももクロはメンバー追加などを行わず、このまま活動を続けることを発表しました。
それでは、メンバーの名前をイントロで歌う「行くぜっ!怪盗少女」はどうなったのでしょうか?
有安杏果卒業後の「怪盗少女」はこうなっています。
「レニ カナコォ~ シオリ ササキアヤカ」
佐々木彩夏の名前をフルネームにすることで解決したようです。
メンバーは変わっても、今でも「行くぜっ!怪盗少女」はももクロのテーマソングであり続けているのです。
その歌詞、ダンスも含め、注目していただきたいと思います!
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