歌詞を紹介
スキナノカナ
(I don’t know if he likes me I don’t know if I like him)
きみのこと 別に好きじゃないよ 強がってるわけじゃないけど
素直になって 笑ってみせてよ そうじゃないと 気になって 気になって 気になって…
たまに見せる優しさも さみしそうな背中も
全部知ってるのは あたしだけだと思う
出典: スキナノカナ/作詞:Softly 作曲:Softly
『スキナノカナ』というタイトルからは、好意は持っているけれど相手のことが好きなのかはわからないという揺れる気持ちが感じられます。
「別に好きじゃないよ」という歌詞から、そのような気持ちが感じられるのではないでしょうか。
この言葉の後には、「嫌いじゃないけど」が続くと思います。
なぜかというと、好きではないはずなのに「素直になって笑って」くれなければ、相手のことが気になって仕方がないとあるからです。
きっと、「きみ」とはとても仲が良いのでしょう。恋人ではないけれど、親友のような存在なのかもしれません。
「あたしだけだと思う」という歌詞からはその仲の良さと、だから自分には全部見せてほしいという気持ちが感じられますよね。
放課後 二人で歩いたときに
あたしはきみが好きだと思ったんだ
この気持ち 伝えたいけど
あたしの顔は赤く染まって
オレンジの夕日が照らすから
きみにバレてないといいな
この時間が続けばいいな
出典: スキナノカナ/作詞:Softly 作曲:Softly
「放課後二人で歩いたとき」に楽しい2人だけの時間がずっと続けば良いと感じたのでしょう。
そこで「きみ」のことが好きだとはじめて気がつくのです。昨日までは仲の良い友だちだったのに、突然恋愛の対象になることはありますよね。
今まで当たり前のように行っていたことが、急に恥ずかしくなって照れてしまうという体験は誰にでもあるのではないでしょうか。
「きみ」の好きな人が気になる
友達って何度思ったって 意識して膨らむほっぺた
何度目だって初めてのように
話してくるでしょ 可愛いくて 可愛いくて 可愛いくて…
気付かれたくないのに どこかできみを待ってる
心に聞いてみても わかんないって言うの
出典: スキナノカナ/作詞:Softly 作曲:Softly
きみが誰を好きかなんて
どうでもいいはずなのにどうして
キュンと切なくなるんだろう…
笑うといつも下を向いて
顔をそらして逃げていたけど
ちゃんと前を向いて話そう
「ねえ、放課後あたしと帰ろう…?」
出典: スキナノカナ/作詞:Softly 作曲:Softly
「あたし」は「きみ」のことが好きだと気づきましたが、想いを伝えたいとまでは考えていなかったようです。
自分が相手のことを好きなことと、相手が誰が好きなのかはまったく別の話だと頭ではわかっているのでしょう。
でも、やっぱり相手が好きな人の話をしていたら気になりますよね。学校の教室で友達とそんな話をしている状況なのではないでしょうか。
「きみ」は変わらない様子で笑いかけてくれるのに、「あたし」は顔を背けてしまいます。
そして、それではいけないと勇気を出して「放課後あたしと帰ろう」と声をかけたのです。
好きだと伝えたい
離れたくない 言い訳
見つからない、どうしよう
鐘が鳴った途端 きみが、きみが頷いたんだ
出典: スキナノカナ/作詞:Softly 作曲:Softly
放課後二人で歩いたときに
あたしはきみが好きだと思ったんだ
この気持ち伝えたいから
Yシャツの袖掴んで そっと
オレンジの夕日が照らす影
手と手繋いでるみたいで...
無邪気に笑うきみが好きだ
出典: スキナノカナ/作詞:Softly 作曲:Softly
放課後に一緒に帰ろうと勇気を持って伝えると、「きみ」はうなずいてくれました。今までだったらきっと当たり前のできごとだったのでしょう。
一緒に帰る時に「あたし」が「Yシャツの袖」を掴むと、「きみ」は「手を繋いでる」みたいだと笑ったのだと思います。
そんな素敵な笑顔を見たら、「やっぱり好きだ」と誰だって思いますよね。そして、その気持を伝えることを「きみ」は心に決めます。
この後、「あたし」と「きみ」はどうなったのでしょう。
『スキナノカナ』の歌詞はまるで青春の1ページを描いた物語のようです。
まとめ
今回はSoftlyの『スキナノカナ』について紹介しました。
甘酸っぱい恋心が描かれたキュンとなる歌詞とポップなサウンドが気持ちの良い曲です。
Softlyは2017年12月31日をもって活動休止することが発表されています。残念ですが、2人とっては前向きに決めたことなのだそうです。
ファンの方はこの曲を聴きながら、彼女たちの新たな活動を暖かく見守りましょう。
ぜひ、この機会にSoftlyの今までの活動を公式サイトでチェックしてみてください。