自分に自信が無くて前を向けなかった主人公も、王子様のような人との出会いによってポジティブな気持ちを取り戻します。
思いひとつで、目に入る景色も、そこから受ける印象も変わるもの。
ちょっと気分が乗らない時に元気をくれる、そんな歌詞が綴られています。
第7位【Come Back Home】
デビューシングル「夏の夜」のカップリング曲としてリリースされたこちらの曲。
「Come Back Home」というタイトルの通り、サウンドはカントリーミュージックを連想させるような、暖かみのあるものに仕上がっています。
アコースティックギターやスライドギターのサウンド、曲後半での手拍子など、牧歌的な解釈で鳴り響く音は聴いていて心地良いものです。
里帰りをテーマにしたMVでは故郷の人たちとの触れ合いが描かれていて、特に体育館の「おかえりなさい!」のシーンには胸が熱くなります。
「Come Back Home」の歌詞をチェック
帰る場所があるんだ
忙しさの中をかきわけて
あの日のこと 今のこと
忘れたくはないもの
めまぐるしく今が過ぎても
寄り添うよ 今から帰るよ
出典: Come Back Home/作曲:片平里菜 作詞:片平里菜
いつまで経っても変わらない場所、そして自分にとっての「帰る場所」がある、というのはいいものです。
少し現実に疲れてしまった彼女は、ひとときの帰郷でまた元気をもらいます。
この場所があるから私は離れたところで頑張れる。自分が生まれ育った場所はいつでも自分を応援してくれます。
第6位【煙たい】
2015年2月にリリースされた、両A面シングルのうちの一曲です。
MVにも登場する「猫」がこの曲のキーワードにもなっていて、自由奔放で困らせるくせに本当は淋しがり屋の「猫」を、自分になぞらえて歌にしています。
曲冒頭で敷き詰めるように繰り出される言葉は、彼を想って溢れ出る彼女の本心を表現しているようです。
MVでは、都会の雑多な空間が淡い色合いで描かれています。
「煙たい」の歌詞をチェック
手一杯のこの時間も
そのまなざしで 捉えていて
愛していて わたしは 煙たいあなたを
わたしは わたしは あなたを
やめられない
出典: 煙たい/作曲:片平里菜 作詞:片平里菜
煙草を吸う彼を「煙たい」と揶揄しながら、それでもそこから離れられないでいる自分を皮肉な表現で歌詞にします。
もどかしくて、辛いことも多いのに、なぜか2人でいると心地いい。
そんな矛盾した気持ちを抱えて、今日も彼女は彼に会いたくなってしまうのです。
第5位【amazing sky】
彼女のファーストアルバム「amazing sky」のタイトル曲でもあるこの曲。
曲の中で聴ける弦の音に象徴されるように、民族的なサウンドが特徴となっていて、MVでは草原を背景にギターを弾き歌う彼女がいます。
彼女が表現するボーカルはこのようなエスニックなアプローチにも程良く調和していて、デビューから一年間のアーティスト活動を通して、表現の幅が広がったように感じます。