片平里菜のプロフィール

【夏の夜/片平里菜】注目の女性シンガーソングライターのデビューシングル!素朴な歌詞とコード譜に迫る♪の画像

片平里菜」は1992年5月生まれ、福島県出身の女性アーティストで、ギターを弾きながら歌うスタイルのミュージシャンとして、特に若い女性から人気を集めています。

近年、同じようなスタイルの女性シンガーが改めて注目されていて、「miwa」「大原櫻子」「藤原さくら」「阿部真央」などはその代表格とされています。

中でも彼女は、細身の体と背中まで伸びた髪、そし女性には少し大きく感じられるジャンボサイズのギターを抱えて歌うことで知られていて、その存在感は唯一無二です。

エピフォンの公認女性アーティスト

彼女は、ギターブランド「エピフォン」公認の女性アーティストとしても知られていて、女性アーティストとしては日本人初となることから、一部で話題となりました。

「エピフォン」とは?

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エピフォンは世界的に有名なギターメーカー「ギブソン」の傘下にあり、100年近く愛され続ける老舗のギターブランドです。

ポール・マッカートニーが愛用したアコースティックギター「Texan」、ジョン・レノンやオアシスのノエル・ギャラガーが愛用したホロウボディを持つギター「Casino」などが有名です。

また、ジャズ向けのギターとして使われるフルアコースティックギターも多く製造しており、ジョー・パスが愛用した「Emperor」は広く知られています。

これらを踏まえると、「エピフォンから日本人女性初のアーティストとして公認してもらえた」ということが、いかに名誉あることかがわかるはずです。

「夏の夜」の中身に迫る

【夏の夜/片平里菜】注目の女性シンガーソングライターのデビューシングル!素朴な歌詞とコード譜に迫る♪の画像

彼女のデビューシングル「夏の夜」は2013年8月にリリースされました。

この曲は、彼女が高校三年生の頃に作られた曲で、眠れない夏の夜の、孤独な思いが歌詞として綴られています。

彼女の武器でもあるアコースティックギターを中心として、そこにピアノとストリングスが絡む、アンプラグドかつ壮大なサウンドが魅力の曲となっています。

歌声には芯の通った安定感があって、サビでの声量と声の伸びも彼女の持つ魅力の一つです。

音響設備を通さず、生の声とギターを届ける完全なアコースティックサウンドでのライブを企画したこともある彼女。

路上ライブで鍛えた声量と、ボーカルコントロールの技術は確かなものだと感じられます。

自分に自信が持てない女性の本音

good night 今日はもう寝よう
だけど少し考えた
今の自分には 何があるんだろう
勇気がないよ

出典: 夏の夜/作曲:片平里菜 作詞:片平里菜

夏の夜、眠りにつく前に少し考え込んでしまう女性。

自分の人生って何だろう。自分の将来って何だろう。自分に何が出来るんだろう。

そんな、捉えどころのない思いは若い世代ならではのもの。

今の自分には何もない。それって結局「勇気がない」ってことなのかな、と、彼女は考えます。

こういった、等身大で素直な表現こそが彼女の魅力で、それが同世代の女性から大きな共感を得ている理由でもあります。

自分本位に考えてしまった過去に対する後悔

ひとりでは生きれないことを
知りながらも何度も裏切った

出典: 夏の夜/作曲:片平里菜 作詞:片平里菜

「自分一人で生きているんじゃない」なんて、耳が痛くなるほど聞かされてきた言葉だけど、それでもどうしても自分本位に考えてしまう、そんな矛盾した思いが吐き出されます。

本当は弱い自分だけど、ふとしたことでつい周囲の人を傷つけてしまう。そんな思いは誰しも経験しているはずです。

夏の夜 ひとりギターを弾いてた
誰も知らない自分がいた
本当の声は喉を通らずに
音もなく叫びつづけた

出典: 夏の夜/作曲:片平里菜 作詞:片平里菜