白い雪が街を染める頃にも
君の側にいさせて
私これからも
困らせてばかりかもしれないけど

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

この楽曲がリリースされているのは9月なので、おそらく彼女が秋頃に抱いている感情です。

雪が降る頃…つまり今年の冬も変わらずにあなたと過ごしたいと思っています。

彼女と彼は、今までいくつもの季節を通り過ぎてきました。

もちろん冬を一緒に過ごすのも初めてではありません。

彼女が今の幸せを当たり前に思わず、いつまでも彼のそばにいられるように願う様子が分かります。

長い年月を共に過ごしているうちに心のどこかで幸せな日々を当たり前に考えてしまうかもしれません。

いつどうなるか分からない未来だからこそ、しっかりと自分の想いを伝えているのでしょう。

そして彼女は彼がいつか自分の行動に呆れて嫌われちゃうんじゃないかと思っているのです。

彼のことが好きで好きでたまらない彼女の可愛い恋心も窺えます。

未来へのギャップ

夜通し話してた 未来だとか今が
あまりに私には眩しくて
尊く感じていた
いつか過去を許せる日が
来るといいのにと思ったら涙溢れた

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

彼と付き合い始めてから、話題は自然と未来の話になっていきます。

もちろん彼の中には結婚や想い描く素敵な将来があるでしょう。

少年のようにキラキラと夢を語る彼が彼女にとっては羨ましいくらい眩しかったのだと思います。

なぜなら彼女は未来を想像できるほど前に進めていないから…。

過去の過ちについては歌詞の中に語られていないので具体的な内容までは分かりません。

ですが彼女にはあまり向き合いたくない暗い過去があるのは確かです。

幸せに育ってきた彼とのギャップを様々なところで感じてしまっていたのでしょう。

それでも彼女は、いつか彼とともに素敵な未来を過ごしたいと思っています。

未来を想像する為には自分自身の問題と向き合わなければいけないのです。

本当ならば今すぐに過去と決別すればいいのかもしれないけれど、できるはずもありません。

もどかしい気持ち自分の不甲斐なさについ涙を流してしまうのでした。

来年の春になっても一緒にいたい

季節が変わっても想いは変わらず

白い雪が溶けて街が
鮮やかに彩られる頃も
こうして君の事が
大事で仕方ない私でいたい

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

前半のサビとは季節が変わります。

今度は雪が溶けて色とりどりの花が咲く頃…つまり春のことを表しているのです。

冬を越えて春になっても彼と一緒にいたい様子が伝わってくる歌詞になっています。

彼女目線の歌詞なので、彼への溢れんばかりの愛が込められているところがとても可愛いですね。

自分だけが愛を追い求めるわけではなく、彼女自身が彼に愛を注いでいるのが好印象でした。

いつまでも変わらない想いでいたいというのは願いというよりも彼女の決意のように感じます。

二人の愛情のバランスが良いからこそ永遠に変わらない恋人同士でいられるのかもしれません。

歩み寄っていく関係

わかり合えないまますれ違った日も
涙の日そして笑顔溢れる日も
そうどんな時だって
どんな君であっても
いつも受け止めるよ

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

ずっと一緒に過ごしていく中で全く考えがズレないことはあり得ないと思います。

出会う前までは違う生活を送っていて、育ってきた環境だって違うのです。

気持ちのすれ違いがケンカに発展してそのままお別れ…なんていうカップルだって世の中にはいます。

それでもこの二人はそれを望んではいません。

たとえ気持ちを理解してくれなかったとしても、そんな考えもあるのだと心の中で受け止めていきます。

お互いを否定するのではなく、譲れるところまで歩み寄っていくのです。

大好きな彼が言うことなのだからそれをまるごと受け入れるのもなのではないでしょうか。

もちろん自分を押し殺してまで無理をする必要はありません。

頑固なこだわりやプライドを並べずに相手の考えを素直に聞き入れることも関係維持には欠かせないでしょう。

このフレーズから、二人の未来はきっと輝いているだろうと想像できました。

CAROLSのMVをチェック

「CAROLS」のMVはYouTubeにて公開されていました。

煌びやかな世界観の映像が多いあゆですが、今回はシンプルな構成になっています。

ストレートな恋心を表現した歌詞にぴったりのMVだと思いました。

是非こちらもチェックしてみてください。

最後に

浜崎あゆみ【CAROLS】歌詞解釈!今年のクリスマスも彼氏と過ごせますように…そう思わせてくれる名曲の画像