キュートな恋愛ソングが有名な大塚愛

大塚愛「さくらんぼ」が実は好きじゃなかった...?!音楽に対しての葛藤や想いのこもった歌詞に注目!の画像

大塚愛といえば、キュートなルックスと歌声で同世代の女性に絶大な人気を誇る歌姫です。単なる歌手ではなく、シンガーソングライターとしてキャッチーで明るい曲から、シックなバラードまでを幅広く制作し、世に送り出してきました。

そんな彼女の名前が一躍お茶の間に知れ渡るようになったきっかけの曲といえば、おそらく誰もが知っているであろう「さくらんぼ」ではないでしょうか。

今回は、そんな彼女の代表作とも言えるさくらんぼの歌詞の意味について考えてみました。

代表曲「さくらんぼ」の歌詞の意味は?

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登場するのは付き合ってある程度たったカップル

手帳開くと もう 2年たつなぁって
やっぱ実感するね なんだか照れたりするね
そういや ヒドイコトもされたし
ヒドイコトも言ったし
中実がいっぱいつまった 甘い甘いものです

出典: https://twitter.com/dorama_song_bot/status/920729110975877120

出だしの部分を見るとわかるように、月日を明記しているので、この曲に登場するカップルはおそらく付き合って2年経過し、ある程度の信頼を持てるようになってきた仲というところでしょうか。

付き合って2年というのは、当初のラブラブな雰囲気ではなく、喧嘩もしたりするでしょうし、それでもお互い一緒にいるのが自然になる関係でもあります。

おそらくそんな二人の紡いできた物語を、それまでの日々を記録してきた手帳を通して振り返り、懐かしさに浸っているのでしょう。

「これからもよろしくね」という思いがこもったラブソング

笑顔咲ク 君と 抱き合ってたい
もし遠い未来を 予想するのなら

出典: https://twitter.com/ryucherutwo/status/891898983102136320

サビの部分は、キャッチーなメロディーが脳内リフレインを繰り返しそうなほどポップでキュートですが、歌詞もとても可愛らしいものとなっています。

「遠い未来を予想するのなら」ということは、結婚をも視野に入れているということと考えられますし、そうなるとやはりもう家族同然の仲になった二人の関係を、改めて尊いものと、愛しいものと感じている雰囲気が伝わってきます。

この時の嬉しくて暖かな気持ちが、ノリの良いメロディーと相まって、より伝わりやすい楽曲となっているのです。

仲良しの2人をさくらんぼに見立てたおしゃれな歌詞

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愛し合う2人 いつの時も
隣どおし あなたと あたし さくらんぼ

出典: https://twitter.com/ryucherutwo/status/891898983102136320

大塚愛の曲には人間でないものを擬人化して人間のように表現している楽曲が多い傾向にあります。

そしてさくらんぼもそのひとつで、2つの果実が1つの房でつながっているさくらんぼを仲良しのカップルに見立て、「隣どおしあなたとあたしさくらんぼ」と上手に表現しています。

ちなみに、大塚愛楽曲で人以外のものを擬人化して用いている楽曲としては、「黒毛和牛上塩タン焼680円」や「ネコに風船」などがありますが、どちらも「さくらんぼ」同様に人気の高い曲です。

大塚愛は、「さくらんぼ」の人気に戸惑っていた

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「さくらんぼ」で一躍有名になった大塚愛ですが、実は当初もそのあとも、さくらんぼが大ヒットしすぎたことである悩みごとを抱えていたようです。

当初はもちろん、後年にも続くロングヒットとなったさくらんぼはカラオケの定番曲になったり、女性が男性に歌うラブソングとして現在も人気を保っています。

歌手としては自分の楽曲が売れることはとても喜ばしいことだとは思いますが、プロのシンガーソングライターとしてプライドを持っていた大塚愛は、そんな「さくらんぼ」と自分に対する世間での評判に少し思い悩んでしまったようです。

「さくらんぼ」の印象が強すぎて困っていた