ギターの糸巻き(ペグ)を緩めれば簡単に音程は下がるのではないかと。
しかし、話はそう簡単ではないのです。
弦を緩めていくとどうしても弦の張り(テンションと呼びます)が弱くなりますね。
弦が緩みすぎると、1.ダルダルになってしまうと音程が安定しない、2.サスティーン(音の伸び)が弱くなる等の弊害が出ます。
特に6弦C#は通常のEから1音半も下がります。
これだけ下がると、弦がダルダルになってしまう可能性があります。
チューニンングを下げる場合には、この点に注意が必要です。
ではどうすればいいのか?
そのような問題をどうやって解決したら良いのでしょうか?
答えは2つあります(筆者の考える範囲で)。
1.太い弦を張る。
2.ネックの長いギターにする。
どちらも弦のテンションを稼ぐ目的ですが、恐らくこの2つのどちらかで解決できます。
「魔人探偵脳噛ネウロ」OP曲!
前述のように「DIRTY」は、「魔人探偵脳噛ネウロ」のOP曲としても使用されています。
この曲の歌詞が、アニメの為に書かれたかどうかは定かではありません。
しかし、世界観としては非常にリンクしているものがあると思います。
歌詞について
the DIRTY butterfly which influence all.
ツバサ広げた
出典: DIRTY/作詞:RUKA 作曲:RUKA
この世が嘘だと信じ
全てを欺いてきた
今更もう戻れない
未来も踏みにじる
出典: DIRTY/作詞:RUKA 作曲:RUKA
いいですね〜この暗さ、大好きです(笑)
この世界を憎み、目の前のもの全てを騙す。
散々暴れまわったから、もう普通には生きられないということでしょう。
「この世が嘘だと信じ」たのは、誰かに教えられたからでしょうか?
誰か悪い奴が影に潜んでいそうです。
誰かのせいにしたいようにも取れます。
永遠に上映される
絶望キネマ
褪せたリールは今日も廻る
出典: DIRTY/作詞:RUKA 作曲:RUKA
表記について、「キネマ」「廻る」について触れます。
「キネマ」は、映画を意味する「キネマトグラフ」の略で戦前の日本でよく使われていたそうです。
映画に関しては「シネマ」もありますがこちらは英語の「cinema」ですね。
「キネマ」と「シネマ」だったら「シネマ」の方が一般的です。
レトロ志向を強下す為にあえて「キネマ」を使ったのでしょう。
「廻る」の文字をあてると「輪廻」の意味合いが強く感じられるような気がします(回るにも輪廻を指す意味があります)。
ここでは繰り返しであることを強調したかったのではないでしょうか。
人生は同じ(ような)繰り返しでもあります。
またそのような人生を何度も繰り返すのかもしれません。
それら全てが絶望だったらどうでしょうか。
笑いもせず
涙も見せず
枯れ果てた僕が映っている
出典: DIRTY/作詞:RUKA 作曲:RUKA
前項の「絶望キネマ」の説明部分です。
泣きも笑いもしない=もはや感情らしきものは無くしてしまった。
それほど疲れ果ててしまった。
本当に絶望している時は、悲しくとも泣けないものなのかもしれません。
いつからか閉ざされた心の空
強く叫ぶこともできず
広い闇で何も聞こえず
独り怯えてるのだろう
出典: DIRTY/作詞:RUKA 作曲:RUKA
「閉ざされた心の空」というのがとても素敵。
開いていれば空のように広く深かったのに、それを閉ざしてしまった。
何がそこまで追い詰めたのでしょう?
その(広い空)中で、狂い出したくても叫べない。
きっと、叫んでも自分の声さえ聞こえない。
寂しくて、怖くて、でも何もない。
絶望キネマは、無声映画なのでしょう。
当然モノクロで、昔の活動写真といわれた頃のようなノイズ混じりの映画が浮かびます。
届かない
過去への祈り
出典: DIRTY/作詞:RUKA 作曲:RUKA
「過去への祈りが届かない」から「未来も踏みにじる」と読むことができます。
過去に囚われて、前を向くことが出来ないのでしょう。
どのような祈りなのでしょうか?