積もるこの言葉は日々 雪のようには溶けなくて
ありがとうって言葉が私をいつでも傷付けているんだよ

出典: stay with me/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ

1番のサビの歌詞です。

何度も傷つけられても「好き」という気持ちが積もっていく。

何事もなかったかのように「ありがとう」と笑う彼に対して、いつものように友達として振る舞うけど、そのときが一番自分を傷つけている。

伝えられない想いと、彼のなんとも思わないような態度。

そんなことが読み取れます。

なんとも歯がゆいですね。

主人公の気持ちの変化

絵に描いて 想像した 未来も悪くないな
少しずつ また繰り返す 夜のこと愛していた

出典: stay with me/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ

ここから2番のAメロです。

主人公はだんだんと、彼への想いが叶わなくてもいいと思い始めています。

「想像の中で成就すればいいや」とでもいうように。

そして前は嫌だった、彼とのその場限りの関係をいつしか待ちわびている自分がいます。

「またあの夜が来ないかなぁ」というように。

これは想いを伝えられないからこその気持ちの変化なのでしょう。

叶わないとわかっていても、また傷つくとわかっていても。

好きになってしまったら仕方ないんでしょう。

後を引く切なさ

冬の夜私がまたあの日を求めている
朝が来てまた消えている 灯らない未来のこと

出典: stay with me/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ

繰り返しになる最後のサビは割愛して、曲の締めくくりに当たるAメロへ。

曲を通して歌詞を見てきて、主人公が最後にこの考えに行き着いたことを思うと、聴き終わってからも切なさが後を引くような気持ちになります。

彼への想いとは裏腹に、またその場限りの関係を求めてしまう主人公。

そしてこの恋が決して叶うことはないということ。

そんなことを表しているこの部分。

”灯らない未来のこと”という詩的な表現がその物悲しさと、余韻を引き立てていますね。

ハッピーエンドでは終わらない、報われない物語が「stay with me」の歌詞には込められていました。

映画を観るように

ここまで「stay with me」の歌詞を見てきました。

男性が女性の気持ちを歌っていることからも、きっとこの歌詞の内容はフィクションでしょう。

もちろんこれは現実にもあり得る話ですが、フィクションだからこそいいと思える内容ではないでしょうか?

現実にあれば物凄く悲しい出来事ですが、物語として聴いて涙を流すのは、とても有意義に感じます。

歌と音と言葉で演出する映画のような。

「stay with me」からは、そんなものを感じました。

そんな物語で楽しませてくれるFOMAREの今後に対して、期待に胸が膨らみます!

気になった方は、1stアルバムの「If I stay」も是非チェックしてみてくださいね!

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