スカイがやってきたことで変わり始める家族
タイトルにあるように、犬を飼うことで何かが変わり始めた本郷家を描いているこのドラマ。筆者は見たことがなかったので、てっきり命を巡る物語かと思っていたのですが(動物ですし)違いました。
家族再生の物語なんですね。そのために、本郷家にやってきた犬のスカイが活躍するのでしょう。家に動物がやってくるということは、絶対に何かが変わりますからね。
本音が言えない家族
ドラマの舞台になっている本郷家は、家族それぞれが悩みを抱えていながらも、自分を押し殺してことなきを得ようとしているように見えます。だからこそ、誰も本音が言えないのですね。
本当は仕事に不満や迷いを持っている勇次や、夢を諦めたことをどこか後悔している幸子、自分のせいで夢を諦めさせてしまったと悩む大や、家のことをバカにされてもじっと耐えている眞子。
悩みだらけの家族を描いた作品だからこそ、「マイホーム」という曲のタイトルがぴったりですよね。
一体どんなマイホームになるのか?そんなことを期待させてくれるタイトルです。
「マイホーム」の歌詞を紹介
では、さっそく「マイホーム」の歌詞を見ていきましょう。
そっと射し込んだ太陽 二つの面影重なる
まだまっさらな未来と 歩みを止めた過去
振り返ればいつも素直になれずにいた
ちっぽけな自分が
思い出の隙間 埋めるように
心の中で抱きしめる
出典: マイホーム/作詞:A.F.R.O 作曲:A.F.R.O
歌い出しは、素直になれなかった過去と、まだ見ぬ未来への思いを歌った歌詞になっています。きっと、素直になれずに傷つけたり、傷ついたりした苦い過去があるのでしょう。
しかし苦い過去もまだ見ぬ未来への不安もすべて、ギュッと抱きしめます。未来への期待と不安が入り交じった複雑な感情が伝わってきます。
いつも迎えてくれる存在
「さぁ帰ろう」 見慣れた景色
ありふれた日常に手のひら重ね
「おかえり」 いつものように
両手広げて待っててくれる
ありのままでいれる
マイホーム
出典: マイホーム/作詞:A.F.R.O 作曲:A.F.R.O
サビでは「帰ろう」という歌詞と「おかえり」という歌詞が印象的です。とても温かく懐かしい、まさにマイホームといった響きです。
どんな時でも両手を広げて温かく待っていてくれるマイホーム。それは、家族そのものでもあります。
そっと包み込む風が 想いを乗せて空に舞う
まだまっさらな未来が 色づき始めてく
振り返らず今は歩いていけるような
そんな気がするから
思い出のかけら 拾い集め
心の中で抱きしめる
出典: マイホーム/作詞:A.F.R.O 作曲:A.F.R.O
「未来が色づき始めてく」とは、まだ見ぬ未来が少しずつ形になっていく、そんなところでしょうか。素直になれなかった過去を振り返るのではなく、前向きに歩いて行けそうな気分。
そんな気持ちになれたからこそ、苦い過去もしっかりと抱きしめて、前を向けるのですね。
サビは冒頭と同じように一番と同じですが、繰り返されることによってより印象深くなりますね。ありふれた毎日、当たり前の日々に当たり前にあるマイホーム。
当たり前だからこそありがたみを忘れがちですが、いつもそこにあってくれる存在というのはかけがえのないものです。
笑顔の裏に隠していた
何度も何度も閉じ込めていた
力なく消えた言葉
涙溢れ 見えない傷 ただ傍で
受け止めてくれた日々
忘れないように
出典: マイホーム/作詞:A.F.R.O 作曲:A.F.R.O
繰り返される日々の中で、何度も浮かんでは消えていった言葉。しかし、人には言えない傷、隠してきた傷はあるものです。
そんな陰の辛さも涙もすべて受け止めてくれた日々への感謝を忘れないうようにと、自分に言い聞かせているような歌詞です。
最後には家族への感謝
「さぁ帰ろう」 見慣れた景色
ありふれた日常に手のひら重ね
「おかえり」 いつものように
両手広げて待っててくれる
あなたへ向けた
「ありがとう」 溢れ出した思い
ありふれた言葉さえ繋がる明日へ
「おかえり」 いつものように
両手広げて待っててくれる
ありのままでいれる
マイホーム
出典: マイホーム/作詞:A.F.R.O 作曲:A.F.R.O