2001年4月リリース

メジャー9枚目の大作バラード

Dir en grey【ain't afraid to die】歌詞の意味を解釈!最後に目にした色はの画像

世界を股にかけて活躍するバンドDir en grey

今回は彼らが生み出した7分にも及ぶ超大作バラードain't afraid to die】をご紹介しましょう。

タイトルの意味

タイトルを直訳すると「死ぬことを恐れていない」。

Dir en greyの楽曲全体を通して掲げられた大きなテーマ「痛み」にも通ずる言葉ですね。

楽曲の語り手である主人公が直面した大切な人の死と、それに際して主人公が抱いた感情

それらを美しく綴った本楽曲歌詞をどうぞお楽しみください。

男女の物語

描かれるのは

この歌詞では主人公の他に、という存在も登場します。

途中で登場するフレーズから、この2人が恋人同士であったと想像できます。

この楽曲の舞台は

心から愛した君を失った主人公がその死を受け止め、そして乗り越えていく様子を見ていきましょう。

君の死から数年後の世界

君と二人で歩いたあの頃の道は無くて
それでもずっと歩いた 何時か君と会えるのかな

出典: ain't afraid to die/作詞:京 作曲:Dir en grey

主人公が亡き君を思い起こすシーンから始まります。

1行目の歌詞から推測すると、君が死んでしまったのはつい最近の出来事ではないようですね。

「あの頃の~」を比喩ではなく現実的な変化だと捉えると、君の死から数年後の世界だと想像できます。

主人公は君が死んでからずっと、その事実や悲しみに囚われ続けていたということ。

2行目の歌詞から考えれば、まだその呪縛からは解放されていないようですね。

届かないのは何?

なだらかな丘の上緩やかに雪が降る届かないと解っても
君の部屋に一輪大好きだった花を今…

出典: ain't afraid to die/作詞:京 作曲:Dir en grey

」という言葉が登場しています。

大雪というよりは、傘を差さずとも気にならないくらいの雪なのでしょう。

そんな雪の中、「届かない~」と感じている主人公。

もちろんその届かない相手は、死んでしまった君です。

実はこのフレーズ、この楽曲中に3回登場します。

つまりそれほど主人公は君の死を受け入れられず苦しみ、そして受け入れなければと藻掻いているのでしょう。

もしかすると冬を3回繰り返した、つまり3年間もその苦しみの中にいたのかもしれません。

花のプレゼント