【レキシ/KATOKU】歌詞の意味を解釈！テーマは「家族」！キミに譲りたい”家督”って何？

そして、2番へと続き、また家督を受け渡す側の想いが綴られていきます。

受け渡したい気持ちはあれど、決めるのは一族みんなの総意であるし、子供も1人でないのであれば、どの子に受け継がせるか悩むこともあるのでしょう。

しかし、それでも「キミ」に受け渡したいという強い想いがあることをまっすぐに伝えていきます。

昔はこの家督を誰が受け継いでいくかで内紛が起こったりもしたそうです。

それだけ完全な制度として整備されていたわけではなかったようですね。

本来は、そうやって身内間で争いが起こることは誰も望んではいないはずです。

それを笑い合うという表現で綴っているのではないでしょうか。

さらに、また新たな子供が生まれることで、さらに受け渡されていく流れを「全てが変わる」と表現しているように感じますね。

そして、1番と同じサビが登場します。

再び、家督を受け渡す側の想いを綴り、そのまっすぐな想いに拍車をかけていきます。

そして、最後はさらにそのまっすぐな想いを未来に描いていく強い願望が表れた歌詞で締めくくられていきます。

いかがでしたか？

「KATOKU」の歌詞は、家族間の世継ぎ問題に焦点を当てながら、その独自の言い回しで未来へと希望を繋いでいくような歌詞になっていました。

ちなみに、この楽曲がCMソングに起用されたダイハツ「トール」のCMのテーマも家族愛。

しかし、こちらは世襲や家督などねちねちした感じではなく、ポジティブな家族愛が描かれています。

少しベクトルは違いますが「家族」というテーマを、独自の切り口で捉えて楽曲に落とし込んでいくレキシはさすがです。

また、本人は割と言葉の響きやインパクトを重視して、歌詞を紡いでいるようなのでその辺にも注目してみると面白いかもしれませんね。

また、この楽曲はミュージックビデオも制作されています。

80年代を彷彿とさせる映像になっていて、現代では珍しい構成や質感のミュージックビデオが印象的です。

また、このミュージックビデオは、実はジャーニーというバンドの「Separate Ways」のオマージュだそうです。