もしもこの海で
君の幸せ見つけたら
すぐに帰るから
僕のお嫁においで
波も夢を見てる
星の夜は
僕に揺れる 君のささやき
船が見えたなら
濡れた体で駆けてこい
空へ抱き上げて
燃える口づけしよう
出典: お嫁においで/作詞:岩谷時子 作曲:弾厚作
「お嫁においで」は、海に出る船乗りの歌である、と先に述べました。
が、曲のフレーズが多くの人に受け入れられたのは、歌詞に描かれている感情が船乗りに限らない感情だからではないでしょうか?
たとえば、全力をかけて臨みたい大きな仕事を任されたとき。
多くの人が、出航する船乗りのような気持ちを味わうでしょう。
きっと『仕事が終わるまではデートもままならないけど、上手くいったら彼女を迎えにいこう』と意気込む男性もいるはず。
その気持ち、<もしもこの海で>~というサビに繋がると思いませんか?
かく言う筆者は遠距離恋愛を4年ほど経験したことがありますが、その間「早くプロポーズしてほしいなあ」と思いながら、この曲を聴いていました。
「お嫁においで」が映画化?!
1966年の映画「お嫁においで」
実は「お嫁においで」はリリース同年1966年、同名の『お嫁においで』というタイトルで映画化されました。
曲のヒットを受けて映画化されたとのことですから、曲自体、相当な人気だったのですね。
主演はもちろん加山雄三さん。
加山さんの主演映画『若大将シリーズ』を想起させるこの映画の監督を務めたのは、昭和の"ゴジラ"を手掛けた本多猪四郎さんです。
ストーリーは、加山さん演じる金持ちの男が貧乏なウエイトレスに一目惚れし、ライバルと競いつつあの手この手で求婚する、というもの。
若かりし頃の黒沢年男さんや内田裕也さんも出演している映画『お嫁においで』。
DVD化もされているので、気になる人は一度見てみてはいかがでしょうか?
最後に……
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