Hilcrhymeの新しい旅がはじまる!

Hilcrhyme【Hill Climb】歌詞の意味を考察!生涯ヒルクライム!新たな物語が刻まれたの画像

ヒップホップユニットとしてリスナーにかっこいい声を届け続けてきたHilcrhyme(ヒルクライム)。

2018年の3月にはメンバーのDJ KATSUが不祥事で脱退。

その後残されたTOCは、ソロとして活動を続けることを決めました。

困難な時期、TOCの頭に浮かんだものは何だったのでしょう?

今まで熱意を込めて歌い続けてきた曲。

諦めずに待っていてくれるファンの顔。

それらを思い出し、ソロになってでも「Hilcrhyme」の名を残したのかもしれません。

今回紹介する「Hill Climb」は、ソロとしてはじめてリリースしたアルバム内の1曲。

アルバムの1曲目を飾っています。

これからソロとしてやっていく。

そんな決意が感じられる素敵な曲です。

まずはMVで曲の雰囲気を感じとってみてください。

まずはMVをチェック

なんだか落ち着くリズムの中、TOCの声が力強く響き渡ります。

黒いサングラス姿で暗闇の中で歌うTOCの姿が印象的ですね。

これからもヒルクライムとして頑張っていく。

そういった強い決意のようなものが感じられます。

丘を登り続けるという意味から名づけられた「Hilcrhyme」。

ラップの韻を踏む意味のライムともかけられています。

1人のメンバーを失った今、どのように丘を登り続けるのでしょうか?

「Hill Climb」歌詞の意味を紐解く

新しい物語のはじまりを歌う

Hilcrhyme【Hill Climb】歌詞の意味を考察!生涯ヒルクライム!新たな物語が刻まれたの画像

活動再開後初の決意の1曲には、どんな意味が込められているのでしょうか?

さっそく「Hill Climb」の歌詞の意味を紐解いていきたいと思います。

ヒルクライムの旅はまだはじまったばかりです。

新たな道を歩む決意

Hilcrhyme【Hill Climb】歌詞の意味を考察!生涯ヒルクライム!新たな物語が刻まれたの画像

それじゃ始めようか
一から書いてみようか
幕閉じた物語
捨てずしまう心の中に
突き上げて開く手
恐れなどありはしなくて
心のメイクが剥がれても
僕は笑顔を浮かべ続けよう

出典: Hill Climb/作詞:TOC 作曲:TOC

ヒルクライムの新しい物語が刻まれていきます。

過ぎたことは捨てるのではなく、心の中にしまっておく。

まさに「ヒルクライム」というアーティスト名を残して新しい道を歩み続けるTOCの姿のようです。

嫌な思い出を捨ててしまったら過去の自分を否定しているようで、それは違うと感じたのではないでしょうか。

TOCがどれだけヒルクライムを大切にしているかが歌詞から読み取れます。

そして彼にはこれからのヒルクライムに何も不安を感じていないと語ります。

これが本心かはどうかは知る由がありません。

しかし曲調からも今はなんだかとても落ち着いた感情だということが分かります。

最後の2行では心の中で偽っていた自分がいたことを告白しています。

若い頃はいきがっていた自分がいた。

悪いことをしたらかっこいいと思っていた。

でも、そんなもの取り除いた今でも自分は変わらない。

僕はありのままの自分で笑って生きればいいんだ。

苦しいときを経て、そんな悟りにも似た感情が湧いてきたのかもしれません。

俺は1人じゃない!

誰もいない空間
僕は何のためにここにいる
目を閉じた瞬間
世界は1人じゃ無い事を知る
新品ノート1ページ目
軽く埋まる俺の意思提示で
ダウンヒルにゃまだ早いぜ
だからみな俺に合わせて手を叩いて

出典: Hill Climb/作詞:TOC 作曲:TOC

ふと部屋で1人になったとき、自分の人生について考えることがあります。

周りには誰もいなくて、部屋の中にひとりきり。

そんなとき、誰でも自分が世界でひとりきりの存在のように感じる瞬間があるでしょう。

でもこの曲の主人公は、ひとりきりで目を閉じたときに自分がひとりではないことを知ります。

目を閉じて浮かんできたのは何だったのでしょうか?

新しい曲を聴けるのを待ちに待っているファン。

自分の歌う曲に合わせて手を叩いている人たち。

周りで同じように苦しんでいる人々。

きっとそんな人々の顔を思い出したのでしょう。

そう、まだ自分ひとりで諦めてしまうには早すぎるのです。

まだまだヒルクライムは丘を登り続けている途中。

それに合わせて手を叩いてくれる人がいるのです。

生涯ヒルクライムという力強い意志を示しながら、TOCは前に進み続けます。

声が枯れるまで歌い続ける!

曲で伝えたいメッセージとは?