加速するヒップホップ魂
コラボでより強烈に
ア tothe ル tothe フ tothe ちっちゃいア
いけるからいっちゃいます のぞいてほしいの バカげたプライド
誰にも負けたくないの
やばいよマイクロ ぶっち切ったnight force
集まったら次につながる種でもまいとこう 手と手つなぎあってよく見とけ
次は誰だ いっとけ
出典: ア・セッションプリーズ/作詞:WADA 作曲:大塚亮二
6人の声が合わさって完成するのがこのフレーズです。
聴けば分かりますが、この部分は一糸乱れぬ大セッションとなっています。
ノリノリでありながらもフロウは乱さない。
そんな全員のプロスキルがより強烈なフレーズです。
しかし全員がプライドをぶつけ合う訳ではありません。
「手をつなぐ」という趣旨の歌詞からも、ケツメイシとアルファの仲間意識が感じられます。
全員でよりラップを高めていくといった意思で、彼らはつながっているのでしょう。
全員のラップセンスが白熱
バトルのような一幕も
てんぱったメンバー尻目 あげまくるぜ現場 点火して伝播するおことばの連打
じいさんばあさん じったんばったんするぐらい圧巻 だから
最年長ここで再燃焼
出典: ア・セッションプリーズ/作詞:WADA 作曲:大塚亮二
これはケツメイシの最年長MC「RYO」のフレーズです。
攻撃的な単語で流れるように飛び出すライムの数々。
自分のスキルを見せつけるような自信と威厳あふれるパートといえるでしょう。
プライドを持ってリスナーを席巻することを豪語しています。
どっちも どっちは もういらない 僕ちゃんの独壇場です
そろそろだまれ 俺に変われ 坪井そこ少し下がれ
出典: ア・セッションプリーズ/作詞:WADA 作曲:大塚亮二
そしてさらにあおるようなこんなフレーズも。
やはりラップバトルはヒップホップの本懐です。
6人は敵ではないものの、MCとしては全員がプライドを持っています。
そんな彼らのソウルが徐々にあらわになっていく様子はファンにもたまりません。
個性際立つメンバーの連帯感
メンバー選抜されたメンツ
言葉連打命中
年中 ここで会った連中 注入 ここに言葉集中
収拾がつかぬ あふれる個性 ここで叫んでろー!
ア・セッションプリーズ…
念望羨望脳望のコラボレーション
ア・セッションプリーズ…
出典: ア・セッションプリーズ/作詞:WADA 作曲:大塚亮二
曲の終わりはこのようなフレーズで締めくくられています。
ちょっと前のフレーズでは全員が「俺が俺が」といった状態でした。
しかしそんなバトルもここで収束するのです。
結果的には全員が選りすぐりの名MCであることが表現されています。
そして言葉が命中というフレーズからも、全員が的確なラップだったことを賞賛。
収拾がつかないといったフレーズは先ほどの状態まさにそのものでしょう。
結果的に勝ち負けといった端的な色分けは出来ない、という結論に至ります。
一人一人が良さを持っており、それが個性でもあり武器でもある。
お互いへのディスは全く入れない新しい形のヒップホップですね。
最後は「コラボできて良かった」という想いの表れともとれます。
まとめ
ケツメイシの【ア・セッションプリーズ】の歌詞について解説していきました。
アルファとのコラボによりリスナーを沸かせる名曲ですね。
カラオケでのデュエットソングとしても大盛り上がり間違いなしです!
また、OTOKAKEでは他のケツメイシの曲もご紹介しています。
気になる方は是非チェックしてみて下さい!
ケツメイシ「シェイク No.1」のMV解説!”飲みニケーション”の後の定番?あっという間に関係修復? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
居酒屋で喧嘩したサラリーマン2人が女性ダンサーとお尻フリフリダンスで仲直り。ケツメイシの新譜「ケツノポリス11」のMVが面白い。特に新曲「シェイク No.1」はサラリーマンの「あるある」な生態をテーマに描いています。お尻にこだわったぶっとびな映像をとくとお楽しみください。