Fate/Grand Orderに坂本真綾さんのコメントが!

色彩完成時に坂本真綾さんはFate/Grand Orderの公式サイトにコメントを寄せています。

「色彩」を作詞されるにあたって、詞に込められた想いを教えていただけますでしょうか。

終わりがあるとわかっていて、それでも生きる意義って何だろうというテーマで書き始めました。
自分の大切なもののために何ができるか、真摯に考えるヒロインの目線でつくってみました。

出典: http://www.fate-go.jp/gallery/song.html

と、言うことで色彩は、Fate/Grand Orderのヒロインの目線で作られた曲ということがわかりました。

しかし…ヒロインって誰?とゲームをプレイしてない人は疑問に思いますよね。

Fate/Grand Orderのメインキャラには女性キャラが2名います。

人理継続保障機関(カルデア)という所で主人公と出会うマシュ=キリエライトという少女。

そしてもう一人、オルガマリー=アニムスフィアという人理継続保障機関(カルデア)所長で、2017年に人類が滅亡するのを防ごうとしている人物です。

色彩の歌詞に迫る!

【色彩/坂本真綾】の解釈が話題に!歌詞の意味は?スマホゲーム「Fate」終章の配信で人気爆発!の画像

色彩はマシュとオルガマリー、この2名のうちどちらの目線で作られた曲なのでしょうか?

歌詞を解釈してみましょう!

例え嘘でも立ち続ける理由が欲しい

ひとりになると聞こえるの、苦しいならやめていいと。
ブラックホールみたいに深く、怖くて魅力的な甘い声が。
あなたの口癖を真似てなんでもないと言ってみる。
それが嘘でもかまわない、立ち続ける動機になれば。

出典: https://twitter.com/Welovemusic/status/850913512444403712

人類が滅ぶのを防ぐため、時間を逆行して過去を変えるなんてそう簡単にいくものではありません。

想像以上に辛く厳しいことでしょう。そんな辛さに負けるわけにはいかないから、嘘でも立ち続ける理由が欲しいんでしょうね。

すべての命に終わりがあるのに
どうして人は怯え 嘆くのだろう
いつかは失うと知ってるから
あたりまえの日々は何より美しい
私が視てる未来は一つだけ
永遠など少しも欲しくはない
一秒 一瞬が愛おしい
あなたがいる世界に私も生きてる

出典: https://twitter.com/maguromagurobb/status/940353667454066688

生きているものは遅かれ早かれ「死」を迎えるもの。なのにどうして人は「死」を怯え、嘆くのかわからない。

死があるからこそ、当たり前の日々は何よりも美しいとヒロインは感じているんですね。

自分が視ている未来はただ一つ、あなたがいる世界それだけ。

当たり前だと思っている日々は何よりも美しいもの。でも永遠に生き続けることは望んでいないんですね。

相手への強い思い

私をたしなめるように
何度も同じ夢を見る
皮肉なほど綺麗な夢
目覚めさせて 逃げたくないの

さよならまであなたのそばにいたい
その日が明日来ても惜しくはない
私に色彩をくれた人
あなたといる世界を目に焼き付けたい
赤 青 藍 水 虹 空 色

出典: https://twitter.com/IvE_tiki812/status/897444503035957248

何かが自分をたしなめるように何度も見る同じ夢はとても綺麗で。

現実離れした綺麗すぎる世界の夢に逃げてしまえば、きっとリアルから逃げてしまう、だから起こしてほしいと思っているのでしょうか。

世界が滅ぶその時まで、もしくは命果てるその瞬間まであなたのそばにいたい。

その瞬間まであなたのそばにいれるのなら明日死んでしまっても構わない、と相手に対する強い思いが感じられます。

まるでモノクロのようにつまらない世界に生きている自分に、色彩を、世界のすばらしさを教えてくれたあなたと共にいる世界を目に焼き付けておきたい。

過去にさかのぼって世界の歴史を変えようとしている人物にとっては、同じ世界、同じ時代に長くいることが難しいのかもしれません。

大切なものはとてもかげがえのないもの

私は女神になれない
誰かに祈りも捧げない
他人に何言われてもいい
大切なものが何かはわかってる

出典: https://twitter.com/Cure_Itsuki/status/935192997079035904

これ以上望むことはなんにもない 私が欲しい未来はここにある
はじめて寂しさをくれた人 ただの孤独に価値を与えてくれたの
私が視てる未来はひとつだけ 永遠など少しも欲しくはない
一秒 一瞬が愛おしい あなたがいる世界に私も生きてる

出典: https://twitter.com/remon5314/status/939693534868672512

自分は神でもなければ、神に祈りを捧げるようなこともしない。

誰かに何を言われても気にしない。だって大切なものは何か自分でちゃんとわかっているから。

私が欲しいのは今自分のいるこの瞬間、あなたのいる世界だけ。

自分に初めて寂しいという感情を教え、意味のない孤独に意味を与えてくれたのはあなた。

永遠なんていらない、あなたのそばにいることができるのなら。

今貴方と同じ世界にいることのできるこの一秒、一瞬がとてもいとおしく感じてしまう。

好き、愛しているという言葉はなくても、相手に対する愛情が感じられますね。

恐らく、ヒロインは自分が相手に対して好き、愛しているという恋愛感情、もしくは強い信頼関係で結ばれた絆を持っていることに気が付いていないのかもしれません。

色彩はマシュの心境を歌った曲だった?