この「Marshmallow day(マシュマロディ)」というタイトルは、「臆病な日」とか「不安定な日」という意味を持つのですが、
語感からタイトルだけを聞くと「ああ、青春のまだ若い恋を歌っているんだろうな」というイメージになるかもしれません。
でも、この歌はどの世代でも通用する純粋な恋の歌。
恋というものは、とても心を弾ませるものですが、でもその反面、それがはかなくも消えてしまうのではないかという不安が生まれたり、またちょっとした事で嫉妬に苛まれてしまったりとかして、不安定で、不確かなもの。
その想いは、いくつになっても同じなのかもしれません。
チューインガムやレーシングカーというアイテムが、若い恋をイメージさせますが、よくよく聴いてみるとその歌詞は誰もが心に持っている熱烈な恋の歌です。
もっと他にすべきことがあると
わかってても手につかない
出典: Marshmallow day/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
いつまでも少年の心で
おそらく人は、いくら歳を取っても少年、少女の頃のことを忘れることはないでしょう。
そして恋をしてしまったら、いくつであろうとも少年や少女のような心になるのかもしれません。
恋よりも、「もっと他にすべきことがある」。
これは考えてみれば、どの世代でも言えること。
学生なら勉強でしょうか?大学生なら就活もありますね。大人ならやはり仕事ということになるのでしょうか。
恋よりも現実にはしなくてはいけないことがあるのは考えてみれば、人生では当然のこと。
でも、君のせいで、いてもたってもいられない。
なんて熱烈なラブソングだと思いませんか?
世代を超えて、みな同じ恋の想いを共感できる言葉のチョイスが、素晴らしいですね。
ノリノリのサウンド
小気味いいベース
ここまで歌詞を中心に話してきましたが、サウンド面でも素晴らしいのがこの「Marshmallow day(マシュマロディ)」。
なんといっても小気味いいランニングベースがとても気持ちいいんですね。
しかもアップテンポの8ビートナンバーとして流していっても、とてもいい曲だと思うのに、後ろで流れるストリングスとピアノのサブメロディーが美しいというところが、なんとも言えません。
小林武史のアレンジは冴えわたっています。
こういう使い方は「エソラ」とも似ていますね。
そして、サビのツイストテイストのドラムの気持ち良さも最高。
思わず手拍子を打ちたくなってしまいます。
この曲は2012年の発表で5年ほど前になりますが、彼らの楽曲はますます進化し、洗練されてきています。
これからもずっとずっと彼らの新しい曲が楽しめたら、私はとても幸せに思います。
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