RADWIMPS×週刊少年ジャンプ夢のコラボ!
大人気ロックバンドRADWIMPSと「週刊少年ジャンプ」(集英社)が夢のコラボを果たしました。
と言って、何のことだか分からない方も大勢いらっしゃると思われます。
それは、2016年11月23日リリースされたRADWIMPS、通算8枚目のオリジナルアルバム『人間開花』に収録されている楽曲「週刊少年ジャンプ」のことです。
今さら聞けないRADWIMPSってどんなバンド?
2001年、野田洋次郎が友人だった桑原彰に声をかけられバンドに参加、それがRADWIMPSです。
バンド名の由来は「RAD」と「WIMPS」という2つの英単語から出来た名前です。
「RAD」は「RADICAL」の略語(アメリカ英語)で「すばらしい」とか「いかす」という意味で使われています。
「WIMPS」は「WIMP」の複数形で「意気地のない人」「弱虫」という意味です。
この2つの単語を合わせると「すごい意気地なしたち」というちょっと自虐的な名前だったのです。
映画『君の名は。』で一気に知名度が全国区に!
まだメンバーが高校生だった2003年5月、1万枚限定でリリースした1stシングル「もしも」は即完売。
同年7月に1stアルバム『RADWIMPS』をリリースしました。ちなみに同アルバム制作時は野田洋次郎、桑原彰以外は現在とは異なるメンバーです。
2005年3月にリリースされた2ndアルバム『RADWIMPS 2〜発展途上〜』もインディーズながら大ヒット。
2006年2月にリリースされた通算3枚目のアルバム『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』はメジャー1枚目のアルバムです。
インディーズのころからかなりの人気バンドだったRADWIMPSですが、メジャーになってその人気は拍車が掛かります。
大竹しのぶとのコラボ、野田洋次郎主演映画『トイレのピエタ』など活動の幅もどんどん広がっていったのです。
しかし、RADWIMPSの名が全国的、いや世界的に広まったのは2016年に公開された長編アニメ映画『君の名は。』です。
新海誠監督が大のRADWIMPSファンで野田洋次郎に楽曲制作を依頼。大ヒットした「前前前世(ぜんぜんぜんせ)」をはじめ、全20曲を制作しました。
「前前前世」でNHK紅白歌合戦初出場!
社会現象にまでなった『君の名は。』。
RADWIMPSの「前前前世」も2016年を代表するヒット曲となったのです。
同曲でRADWIMPSは「第67回NHK紅白歌合戦」に出場。メンバーは出場決定に喜びのコメントを出しました。
『週刊少年ジャンプ』って何がすごいの?
多分、日本で生活している人(日本語の読み書きができる)で『週刊少年ジャンプ』(集英社)を知らない人はまずいないでしょう。
『ジャンプ』の知名度は日本のみならず、日本のコミックやアニメが人気の欧米やアジアでも大人気コミック誌として有名です。
ここでは軽く『週刊少年ジャンプ』の歴史を振り返ってみましょう。
1968年創刊
1968(昭和43)年8月、『少年ジャンプ』という名称で集英社から刊行されたコミック誌で、当初は月2回の刊行でした。
1969年10月より『週刊少年ジャンプ』と改め週刊誌になりました。
『ジャンプ』で連載される漫画にはすべて統一のテーマがあります。「友情」「努力」そして「勝利」。
なるほど、『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『HUNTER×HUNTER』『ONE PIECE』など人気コミックはすべてこのテーマが当てはまりますね。
全盛期には600万部突破!
1980年代、90年代は『週刊少年ジャンプ』の黄金期でした。全盛期には600万部突破と今では考えられない部数を発行していました。
『キン肉マン』『北斗の拳』『キャプテン翼』『Dr.スランプ』『キャッツ・アイ』などなど、当時の人気コミックを挙げたらキリがないほど。人気コミックのほとんどがアニメ化されました。
90年代後半には、いまだ人気が衰えない『ジョジョの奇妙な冒険』『るろうに剣心』『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『テニスの王子様』などが大ヒット。
2000年以降は出版界全般としてコミック誌、週刊誌が低迷となり『ジャンプ』も売り上げを伸ばすことができませんでした。
しかし『ボボボーボ・ボーボボ』『BLEACH』『DEATH NOTE』など次々とヒット作が生まれたのも『週刊少年ジャンプ』です。
「こち亀」連載終了、そして創刊50周年へ
2016年には、1976年から連載が続いていた世界最長連載ギネス記録を持つ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が終了し話題となりました。
往年の『ジャンプ』ファンには悲しいニュースでしたが、『ジャンプ』からは『ハイキュー!!』『暗殺教室』『ワールドトリガー』など次々とヒット作が誕生しています。
2018年には創刊50周年を迎える『週刊少年ジャンプ』。これからも私たちにたくさんの「友情」「努力」そして「勝利」を届けてくれるはずです。