【安室奈美恵/Break It】歌詞の意味を考えよう！全てを壊したその後に見えてくる世界を知りたい

2018年に惜しまれながら引退してしまった安室奈美恵。

圧倒的なオーラとカリスマ性で、人々を魅了し続けてくれました。

そして歌手として、多くの曲を世に送り出しました。

その中でも「これぞかっこいい安室奈美恵」という1曲が「Break It」。

2010年にリリースされた「Get Myself Back」との両A面シングルです。

2010年頃の安室ちゃんは、英語を取り入れた洋楽風のおしゃれな曲が定着してきた時期。

そんな時期にバーンとリリースされたかっこいい曲が「Break It」でした。

MVはモノトーンでまとめられ、クールな感じに仕上がっています！

猫耳のように上にツインでまとめた髪型がおしゃれですね！

モデルのような抜群のスタイルで魅せるパフォーマンスにぐっと惹きつけられるMV。

動きの1つ1つがかっこよくて、見とれてしまいます。

ハイヒールでビシッと決める安室ちゃん。

ガーリーな安室ちゃんも可愛いですが、やはり安室奈美恵にはハードなスタイルが一番ハマっていますね。

何かをぶち壊したいというロックなタイトル「Break It」。

歌詞の内容は一体どういったものなんでしょうか？

華奢な安室ちゃんですが、実は案外男らしい一面があるとも言われています。

歌詞からは、そんな安室ちゃんのボーイッシュな一面が感じられる気がします。

それではさっそく、気になる歌詞の意味を紐解いていきましょう。

『壊して　壊して　全てを壊して

　叫んで　叫んで　魂から叫んで

　壊して　壊して　全てを壊して

　私は壊したいの』

今までのことを全て壊して新しくやり直したいというのが冒頭の歌詞です。

ガンガン壊したいというのは魂の叫びのように感じます。

全てを壊して新しくしたい。

もう荒くれもののようです。

子供が怒って暴れ出したとき、このような状態になることがありますが、それに似ているのかもしれません。

理性ではおさえきれずに魂から湧き出す感情をぶちまけるのです。

安室ちゃんのロック魂が炸裂していますね！

ここは、あまりにも安室奈美恵らしくてふっと笑いがこみ上げてきます。

もちろん本当の安室奈美恵は全く別の人物なのでしょう。

しかし、なんだか社会がイメージする安室奈美恵にぴったりとハマっていておかしくなってしまうのです。

それはちょっといたずらで頑固なところがある人物。

そして小悪魔的ですが芯の通った女性です。

ここもどこか子供をイメージする歌詞ですね。

というのも、子供はいくら大人が言い聞かせても自分の思い通りにします。

そして物でつろうとでもすると、それを敏感に感じ取ってしまうのです。

子供にウソがつけないのと同様、この曲の主人公にもウソやまやかしは通用しないようです。

最後の行は、言葉の裏が見えるという意味でしょう。

主人公にはまっすぐな言葉しか耳に入りません。

さらに「これぞ安室奈美恵」という歌詞の内容が続きます。

テレビで見る安室ちゃんは、愛想笑いをするような女性ではないように見えます。

素直な感情を出しているからこそ人気があるのです。

愛想笑いをしていると、必ず不満が溜まってきてしまいます。

本当は笑いたくないのに笑っているのですから。

そんな愛想笑いを続けている人々に、主人公は喝を入れるのです。

愛想笑いなんて必要ないと感じる人は共感できる歌詞でしょう。