「喜志駅周辺なんもない」の歌詞情報＆ライブ映像を公開♪【ヤバイTシャツ屋さん】

ここまで自虐的な歌詞ですので、本人はともかく合いの手をうつオーディエンスもほぼ「いじり」に近い感覚に襲われます。

「いじり」こそ、大阪ならではの愛の表れ。あまりにもディープなローカルネタで、フレーズにある「芸大生とDQNしかいない」は、もしかしたら大阪芸術大学の出身者なら、「芸村あるある」で盛り上がれるのかもしれません。

何よりそれは、「何も無い」ことで共感する仲間を呼び、類友の感覚を呼び覚ます。同じ臭いのする仲間を集めるのかもしれません。

圧巻のライブパフォーマンス。このライブ映像は、1st FULL ALBUM「We love Tank-top」初回盤のDVDに収録されています。

小田急線海老名駅は、ストリートで音楽活動をしていた「いきものがかり」の出身地。インディーズからメジャーデビューしたご当地スターの曲が高らかに駅メロとして使われています。ちなみに同駅は再開発が進み、非常にきれいでおしゃれな駅になってしまいました。

かつての古臭い、泥臭い、田舎くさい感じがなくなってしまったことが、かえって寂しく感じられるのですが。

喜志駅はそういう意味では失われた原風景というか、妙に懐かしい感じがするのです。 駅メロがこの駅にできる頃には、単調な都会的な顔をした駅舎になってしまうのでしょうか。

そのとき、駅にゆかりの深い大阪芸術大学出身のアーティストは誰になるのか。大阪芸大出身の芸能人は意外に多く、その中でしのぎを削るのは必至。

最近はやりのミュージシャンではヤバイTシャツ屋さんと同じ臭いのする岡崎体育、彼はまさに同じ中学出身で、こやまたくやの先輩だといいます。

とはいえ、ご当地ソングとして地名を挙げて歌を作ったヤバイTシャツ屋さんの『喜志駅周辺なんもない』が駅メロとして使われる日が、いつか来るかもしれませんね。