「さだまさし」とは


1973年に「グレープ」というグループでメジャーデビューしたさだまさしさん

グレープでの活動は1976年で解散となりましたが、その後はシンガーソングライターとして活動を始めます。

「精霊流し」「雨宿り」「案山子」「関白宣言」などの多くのヒット曲、を世に出してきました。

現役生活40年という大御所歌手

さだまさしさんはメジャーデビューしてから40年以上歌い続けてきました。

「懐メロ」と言われないようにする為には、歌い続けるしかないと語っています。

これまで歌ったコンサートは4000回を超え、日本で最も多くコンサートで歌った歌手です! 

他にも、500曲以上の楽曲を制作したり、紅白歌合戦に19回出場するなど、沢山の記録があります。

それでもまだ曲を作り続けています。並々ならぬ向上心や、音楽への思い、ファンへの思いを感じることができますね。

交友関係

40年以上歌い続けている訳ですから、交友関係はとても広いです。

谷村新司さん、南こうせつさん、中島みゆきさん、小田和正さんなど、この業界で長く現役生活を送っている方のほとんどが知り合いでしょう。

同郷である、長崎県長崎市出身の福山雅治さんさだまさしさんを敬愛しており、「偉大なる〜」と敬称しています。

自身のカバーアルバム「魂リク」でさだまさしさんの「雨宿り」をカバーしており、本当に好きなのが伝わってきました。


さだまさし研究会

全国には信者に近い、熱狂的なファンが多く、「さだまさし研究会」(通称:さだ研)というものまで存在します!

大学のサークルとして活動しているさだ研や、インターネット上で活動するさだ研など様々で、テレビでも取り上げられていました。

コンサートで会って繋がるというのでは無く、ファン同士で自ら繋がり合うのは、さだまさしさん本人も嬉しいことでしょうね!

さだまさし「主人公」

ファン人気投票では常に1位

「主人公」は、さだまさしさんの34枚目となるシングルです。個人として数えると28枚目のシングルとなります。

1988年に発売されて以来ほぼずっと、ファンの人気で1位を獲得している楽曲です。

夢を追いかけるファンの方が生きていく中で、この曲に背中を押してもらっているのでしょう!

もちろん、さだまさしさんの代表曲の一つではありますが、「30年近くこの曲を超える曲を作っていないと考えると悲しい」とも語っていました。

歌詞解説

時には思い出ゆきの 旅行案内書にまかせ
"あの頃"という名の駅で下りて
"昔通り"を歩く
いつもの喫茶には まだ時の名惜りが少し
地下鉄の駅の前には"62番"のバス
鈴懸並木の古い広場と学生だらけの街
そういえば あなたの服の模様さえ覚えてる
あなたの眩しい笑顔と
友達の笑い声に
抱かれて 私はいつでも
必ずきらめいていた

出典: 主人公/作詩:さだまさし 作曲:さだまさし

昔を思い出しながら「過去に戻りたい」と歌っていますが、思い出ゆきの旅行案内書、あの頃という駅、昔通りなどかなりユニークな言葉が使われています。

どんな言葉を使って伝えれば受け取ってもらえるかを、かなり考えて作ったのでしょう。

ですがもちろん、実際にそんなものがある訳ではありません。本人曰く、62番のバス停というのも架空のものです。

大好きだった人の事はどんなに些細な事であっても、どれだけ時が流れても記憶に残っているものです。

"或いは""もしも"だなんて
あなたは嫌ったけど
時を遡る切符があれば
欲しくなる時がある
あそこの別れ道で選びなおせるならって…
勿論今の私を悲しむつもりはない
確かに自分で選んだ以上精一杯生きる
そうでなきゃあなたにとても
とてもはずかしいから

出典: 主人公/作詩:さだまさし 作曲:さだまさし

1番の歌詞では直接過去に戻りたいとは歌っていませんが、2番では直接的な言葉が使われています。

過去に戻りたい、と誰もが一度は思ったことがあるでしょう。

体育祭、文化祭、修学旅行などの楽しかったことをもう一度やり直したかったり、進学、告白などの後悔を消したかったり。

過去に戻りたいと思う人の多くは、後悔を消すためではないでしょうか。

あなたは教えてくれた
小さな物語でも
自分の人生の中では
誰もがみな主人公
時折り思い出の中で
あなたは支えてください
私の人生の中では
私が主人公だと

出典: 主人公/作詩:さだまさし 作曲:さだまさし