ベンジャミン・ダイヤモンド
フランスの二人組パンクユニット「スターダスト」の片割れがベンジャミン・ダイヤモンド。
2008年にリリースしたソロシングルで、打ち込み全開のデジタルサウンドです。
これも歌詞は英語で、「Baby's on fire」はサミー・ヘイガーと同じように「My」を付けてサビに使っています。
ダイ・アントワード
Die Antwoord(ダイ・アントワード)は南アフリカのケープタウン出身のラップ・グループ。
リードのNinja、サイドの女性Yolandi VisserのラッパーとDJ Hi-Tekの三人組です。
彼らが2012年にリリースした2nd「Ten$Ion」の9曲目が「Baby's on Fire」です。
イーノと同じく冒頭からサビの「Baby's on Fire」をノリノリのリフレインで始まります。
歌詞は英語ですが俗語だらけで意味は掴みにくいです。
この曲でも「Baby's on Fire」の意味はイーノと同じです。
時代と世界を超える「Baby's on Fire」
アーティストを魅了する言葉の響き
1974年のブライアン・イーノに端を発して、これだけ同名の曲があるのは尋常ではありません。
アメリカ、日本、南アフリカ、フランスで時代と国を超え同じタイトルの曲が作られています。
「Baby's on Fire」の語感がよほどアーティストの琴線に触れるのでしょう。
あるいは互いに影響し合う何かがあるのかもしれません。
電気グルーヴがブライアン・イーノの「Baby's on Fire」に触発されてタイトルを付けたのは間違いないでしょう。
だけど、これまで紹介した他のアーティストの同名曲があるのを知っていたかは分かりません。
電気グルーヴの歌詞は頭のパートに若い女性のセニョリータと女の赤ちゃんバンビーナを入れています。
これは「Baby's」の赤ちゃんと若い女性の意味を意識して重ね合わせているのでしょう。
最後に蛇足になりますが、こんなものまでありました。
アメリカの女流作家でエッセイストのリズ・プラトーが2015年に発表した短編集「Baby's on Fire」。
ブックレビューには本のタイトルをイーノの同名曲から借用し、ストーリーは歌詞を参考にしているとあります。
いまや電気グルーヴといえば石野卓球とピエール瀧の二人組ですが、過去には複数のメンバーがいました。
そうした元メンバーも日本の音楽シーンを支える活動をしています。
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