「自由な国だから」の魅力
2018年10月24日にリリースの「自由な国だから」という楽曲。
モーニング娘。'18が楽曲「Are you happy?」で見せつけた様々な魅力を今回も発揮していますよ。
今回はリリースより一足先に公開されたMVとともに解説していきます。
ノリノリなEDM調
「Are you happy?」では、クラブで聴きたくなるようなEDM調のノリが前面に出ていました。
これは今までのモーニング娘。のイメージを覆すような衝撃だったのではないでしょうか。
そして、今回の「自由な国だから」でもしっかりEDM調のダンスのノリを取り入れています。
歯切れが良く盛大にメリハリのついたサウンドは、ライブ会場で聞くと最高に気持ち良いはずですよ♪
それに負けない歌唱力がある彼女たちだからこそ、見せることができるパフォーマンスなのではないでしょうか。
また、今回もところどころ耳に残る強めのフレーズがあるのも魅力です。
フォーメーションダンス
ダンスも進化したモーニング娘。'18
モーニング娘。'18は「フォーメーションダンス」に重点を置いているという点で注目されています。
では、「フォーメーションダンス」とはどんな意味でしょうか?
歌番組でメンバーが紹介しているのを見かけました。
個人個人では別々の動きをしていても、全体で見ると一つのまとまりのあるダンスをしている。
人数がたくさんいるからこそ、全体で見せるダンスに特化しているのです。
今回の「自由な国だから」でもフォーメーションダンスの場面は多く用意されています。
正直、とても素敵ですよ♪
全体で見せるダンスは、芸術的な要素を感じられます。
MVをチェック
それでは早速2018年10月12日に公開されたMVを見ていきましょう!
最初から最後まで、前述したフォーメーションダンスが炸裂しますよ。
インパクトある始まり方
スタートから非常に印象的ですね。
目隠ししているかと思ったら、それは自分の手ではありませんでした。
メンバー全員で腕を組み合わせて円陣を作り、間に挟まれたメンバーを手で目隠ししています。
インパクトのある始まり方です。
目隠しを外しながら「束縛はさせない」と歌っていますね。
この目隠しは「束縛」の象徴なのかもしれません。
その次の「私は私」という歌詞でもフォーメーションダンスを見ることができます。
中心に1人だけ立ち、それ以外のメンバーが中央を向いて何かを求めるように手を伸ばし、ひざまずいています。
これも「私」という言葉を象徴するフォーメーションダンスなのだと思います。
特に印象的なフリ
「抱かない」というフレーズで自身の顔の前で手を素早く動かしていますね。
それまでのダンスと動きの速度が変わるため、とても印象的です。
このダンスで表現している事柄も考えてみましょう。
まず、顔の前で手をバタバタと振る仕草…皆様はどんな時に行いますか?
私はダンスの振り付けを見たとき、顔にまとわりついた「蜘蛛の巣」をバタバタと振り払う姿を連想しました。
もちろん、振り付け自体は「蜘蛛の巣」なんて想定していないかもしれません。
でも、「抱かない」という強い否定語とともに、何かを断ち切ろうとしている動作に見えるのです。
まるで、まとわりつく「蜘蛛の巣」のような何かを断ち切るように。
そのことから、この楽曲は自分の意思を持って現状から「決別する」意味合いが込められているのではないでしょうか。