第1回AKB総選挙で選抜メンバー決定!
メジャー13thシングル
今は何となく「毎年やってるな~」という雰囲気になりつつあるAKB選抜総選挙。
今回紹介する「言い訳Maybe」は、2009年8月26日にリリースされました。
記念すべき第1回の総選挙で選ばれた選抜メンバーによるシングルです。
そもそも「総選挙」って何? という方も多いと思います。
大勢が所属するアイドルグループは、シングルを歌う選抜メンバーを運営スタッフ側で決定します。
でも徐々にAKB48(以下、AKB)がテレビに出るようになると、メンバー間に格差が生じました。
「選抜メンバーばっかりテレビに出て人気が出るのは不公平!」
「劇場で頑張ってる子をちゃんと見ろ!」
そんな声が出たために「ファンが選抜メンバーを選ぼう!」として始まったのが「選抜総選挙」です。
前田敦子 VS 大島優子
総選挙は2009年~2011年まで、いつも前田敦子さんと大島優子さんの一騎打ちでした。
前田さんの名言「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください!」が飛びだしたのは2011年。
2012年は前田さんの辞退により、「大島さんの楽勝」と世間では言われました。
でも大島さんは例年と同じくとても緊張した面持ちでした。
「世代交代の波」を感じ取っていたのでしょう。
前田さん、大島さんが卒業してからは渡辺麻友さんと指原莉乃さんのバトル。
2015年~2017年は指原さんが前人未到の3連覇を果たして話題になりましたね。
2018年は松井珠理奈さんが初の栄冠に。こちらも別の意味で話題にはなったような……。
総選挙のお話はこのくらいにして、選抜メンバー21名によるフルMVをどうぞ!
ケンカすることもあるけど……
(1位)前田敦子(2位)大島優子(3位)篠田麻里子
(4位)渡辺麻友(5位)高橋みなみ(6位)小嶋陽菜
(7位)板野友美(8位)佐藤亜美菜(9位)柏木由紀
(10位)河西智美奈(11位)小野恵令(12位)秋元才加
(13位)北原里英(14位)宮澤佐江(15位)佐藤由加理
(16位)峯岸みなみ(17位)浦野一美(18位)宮崎美穂
(19位)松井珠理奈(20位)多田愛佳(21位)倉持明日香
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/言い訳Maybe
ストーリー仕立てのMVは大島さんと前田さんのケンカのシーンから始まります。
大島さんが野球の試合でミスをした前田さんを強く責めていますね。
部員たちが口論する中に顧問の先生が登場し、自転車レースを持ちかけます。
「勝った方の言うことを聞くこと」
この条件に大島さんからは「絶対勝ってやる!」との意気込みが感じられます。
途中、サングラスをかけて他のメンバーを追い抜いていくジャージ姿の篠田さんがクール……。笑
終盤で倒れた高橋さんを助けに行く前田さん。
大島さんは戸惑いますが振り返り、前田さんを見守ります。
大島さんは「そうだ、敦子はいつも仲間のことを考えてる子だった……」と思っているのでしょう。
ゴール地点である水門前のゴールラインに次々と並ぶメンバーたち。
「みんなで一緒にゴールしよう」という気持ちですよね。
それを後から来た秋元さんが空気を読まずラインを駆け抜けて「えーっ!」というオチです。
篠田さんと秋元さんがオイシイ役柄ではありますね。
あの振り付けは「♡」だった……
それにしてもこの曲は衣裳が本当に可愛い……。
制服がベースですが、勲章っぽいエンブレムがたくさんついていて、とても丁寧に細工されています。
普段の制服とは違うちょっと特別な衣裳。
この衣裳を着て彼女たちは「選抜に入ったんだ!」とまた実感したんじゃないでしょうか。
サビの「Maybe Maybe」は両手でハートを描いていると篠田さんが言っていました。
その後の「好きなのかもしれない」で胸に手を当てて伸ばした後、2段階で戻すところも可愛いです。
「恋心よ、あの人のところまで飛んでいけ~!」という意味じゃないかと勝手に思っています。
この曲の振り付けは無邪気さを思わせる部分もあり、特に10代のコによく合うんですよ。
そのせいか、新人公演やチーム8の公演でもしょっちゅう披露されています。
好き、なのかな……?
頭の中は君だけ
いつもの道を 走る自転車
立ち漕ぎの汗が揺れる
9月のそよ風
休みの間 会えずにいたら
君のことが
気になって来たんだ
ただの友達と
思っていたのに
今すぐにでも
君に
君に会いたい
出典: 言い訳Maybe/作詞:秋元康 作曲:俊龍
学校に自転車で登校している主人公の「僕」。
夏休みが終わり、2学期が始まりました。
まだ暑いのに立ち漕ぎをしてしまうほど急いでいて、額には汗が浮かびます。
だって学校に行けば「君」に会えるから。
ただ話しやすい友達と思っていた「君」なのに、夏休みで会えないと気になってしょうがない……。
「とにかく早く顔が見たい!」と主人公は自転車を走らせます。