sumika「ペルソナ・プロムナード」
6thシングル収録曲
「ペルソナ・プロムナード」はsumikaの6thシングル「Fiction e.p.」に収録されている楽曲です。
「Lovers」「Answer」「MAGIC」など、sumikaに対してポップなイメージを持っている人が多いと思います。ですがポップな楽曲だけでないのがsumikaです。
キーボード担当の小川貴之さんが加入してから、キーボードが目立った楽曲が多く制作されていますが、sumikaはロック色が強い楽曲もあります。
「ペルソナ・プロムナード」は久々に作られた、ロック色強めの楽曲です。
シングルの1曲目に収録されている「フィクション」にも劣らない楽曲ですので是非お聴きください!
「e.p.」というシングル
「ペルソナ・プロムナード」が収録されているのはシングルですが、「Fiction e.p.」というタイトルです。
シングルなのにEPという、矛盾しているように感じる言葉がタイトルに入っています。
5thシングルも同じようにEPという言葉が入っているのですが、表題曲、カップリング曲と分けずにどの曲も分け隔てなく聴いてもらいたいという思いがあるようです。
「Fiction e.p.」というタイトルなので、やはり1曲目でタイアップも獲得した「フィクション」にスポットライトが当たりますが、他の3曲も全く負けていません。
ミニアルバムを聴くような感覚で楽しむことが出来ます。sumikaの音楽性の厚みが感じられました。
MVはこちら!
真っ赤な衣装に注目!
「ペルソナ・プロムナード」のMVになります。
「フィクション」のMVからも分かるようにsumikaに対してオシャレなイメージを持っている人が多いですが、今作のMVは真っ赤な衣装を纏っています。
何色と断定するわけではないですが、優しい色や自然な色が浮かんでくるsumikaが情熱的な赤色です。かなり驚かされました。
沢山のダンサーに囲まれて演奏を始めます。ダンサーは黒い服を着ているのですが、最後にはsumikaが真っ赤に染め上げるように全員が真っ赤な衣装になります。
自由な演奏は圧巻!
「ペルソナ・プロムナード」はこれまでのsumikaとは違うし、「Fiction e.p.」の中でも異彩を放っています。
sumikaの楽曲は転調が頻繁に起こります。「ペルソナ・プロムナード」も転調が頻繁に起こりますが、それだけでなく曲の展開が目まぐるしく変わっていきます。
浮遊感のあるメロディや、カウベルの音が聴こえてきたり、ギターソロかと思えば展開が変わりまたギターソロになったり。
みんなが好き放題やっているのに1曲に収まっていて、なおかつsumikaらしいと思えるのは本当に凄いです。
ライブで盛り上がることは間違い無いでしょう。
歌詞解説
ストレートで尖った歌詞
「ペルソナ・プロムナード」の歌詞を紹介します。
sumikaには珍しく鋭く尖った言葉で今の時代に対して言葉を投げかけているようです。
作詞を行ったのは片岡健太さんです。片岡健太さんの作る歌詞は普遍的なものも多く解釈が難しいのですが、今回はストレートな歌詞だったので分かり易かったです。
メイクしな
そんでアップしな
夢の国のような此処ピンしな
シェアしな
そんでハピしな
独り占めなんかしないでバズしな
出典: ペルソナ・プロムナード/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
若者にとっては分かり易い歌詞だと思いますが、今どきの言葉を使わない人にとっては難しいかもしれません。
アップ、シェア、ハピ、バズというSNS世代といわれる現代を皮肉っているように聴こえます。