HEY-SMITH「Endless Sorrow」
アルバム『Free Your Mind』収録
HEY-SMITHの楽曲「Endless Sorrow」は2011年5月に発売されたアルバム『Free Your Mind』に収録されています。
HEY-SMITHはギター、ベース、ドラムのロック編成に、トランペットとサックスのホーン隊がいます。
スカと表現されることも多いですが、根底はメロディックパンクの要素がたっぷりです。
楽曲によってボーカルもツインボーカルだったりしますが、「Endless Sorrow」では猪狩秀平さんがメインボーカルを務めています。
キャッチーで印象的なイントロがライブで流れるとお客さんの盛り上がりは最高潮になります。
このアルバムは発売からおよそ7年が経つのですが、実はHEY-SMITHはその間にメンバーチェンジをしているのです。
2014年にベースボーカルのMukkyさん、そしてトランペットのIoriさんが脱退……。
そして2015年に新たなベースボーカルにYUJIさんが加わります。
ホーン隊にはトランペットのイイカワケンさん、トロンボーンのかなすさんが加入しました。
オリジナルメンバーで制作した楽曲でしたが、新生HEY-SMITHになってからもライブで演奏されています。
今ではいなかったトロンボーンがホーン隊に加わったことによってむしろパワーアップしてるといっても過言ではありません。
ちなみにトロンボーンのかなすさんはHEY-SMITHの紅一点なので、とっても可愛らしくて華がありますよ〜♪♪(笑)
このように紆余曲折はありましたが、HEY-SMITHはさらなる進化を遂げ続けています。
MVをチェック!!
無機質な世界
MVは合成写真のような絵のような……?
平面的にも見えますが、ちゃんと動いているし演奏もしています。
時折、壁の中に埋まっているようにも見えますね(笑)
どこかで聴いたことがあるメロディー
ホーン隊が奏でるイントロを聴いて、どこかで聴いたような曲だなー?と思った方もいらっしゃると思います。
この楽曲の最大の魅力であり、インパクト抜群のメロディーです。
つかみはバッチリといったところでしょうか(笑)
アルルの女のオマージュ
ジョルジュ・ビゼーの「アルルの女」第2組曲に「ファランドール」という楽曲があります。
ピアノを習ってる方や学校の音楽会などでこの楽曲を弾いたことがある人もいることでしょう。
HEY-SMITHの「Endless Sorrow」はこの楽曲のオマージュだと思われます。
メロディックパンクの曲調でテンポもかなり早めなので、クラシックとは違ってとても新鮮に感じます。
また、ホーン隊の演奏によって耳に残りやすいクラシックのメロディーがさらに引き立っているのが特徴です。
他のバンドではそれを表現することはきっと出来ません……。
HEY-SMITHだからこそ、ここまでのクオリティが実現できたのでしょう。
ファランドールのクラシックバージョンと聴き比べてみるのも面白いと思うので是非試してみてください。
ライブ演奏率No. 1
絶対に外せない1曲
「Endless Sorrow」はライブ演奏率No. 1の楽曲です。
ライブの前半、お客さんの盛り上がりをさらに煽るかのように絶妙なタイミングで演奏されます。
わたしが参加したフェスで「Endless Sorrow」のイントロが流れた際は、待ってましたといわんばかりの歓声があちこちから上がっていました。
もちろんわたしも“おおー”と叫んでいましたよ(笑)
それほどみんなのテンションを上げる楽曲ってやっぱり長く愛されていく名曲だと思います。
HEY-SMITHの「Endless Sorrow」はこの先もずっと歌い継がれていくことでしょう。