足りないものを見つけて
それが君だとちゃんと言おう
ねぇ君の心がいつだって
晴れ渡るように 努力をしなくちゃ
君の弱さも強さも
全部まとめて面倒みるから
なんて言えたらいいなって
思ってるけどこれは後でいいや
出典: リッツパーティー/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
一人で寂しさを募らせる「君」ですが、会えない現状がつらいのは主人公も同じでしょう。
仕事ばかりの毎日の中で、「君」という癒しが足りていないはずです。
それをちゃんと「君の癒しがほしい」「君が足りない」と伝えることで「君」の心が晴れ渡って、少しでも満足してもらえるならその努力は惜しむべきではありません。
その上で、「全部面倒みるから」とプロポーズの言葉まで言ってしまえば最高に男らしくかっこいいのでしょうが、そこまでを言い切るふんぎりはまだ主人公にはついていないようですね。
「これは後でいいや」という言葉に、覚悟を決めきれていない主人公の姿が思い浮かびます。
君の心の声に気付く
ある日君が言う
会いたい時には
いつでもあなたはいないけど
寂しくてつらい事もお互い様で
分け合えているのならさ
嬉しい
そう言った君の声が
いつもより少し寂しそうで
本当はいつもそばにいて
って言ってる事
やっと気付くんだ
出典: リッツパーティー/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
今までは「君」の優しさに甘えている部分も大きかった主人公ですが、「君」のある日の言葉でその本音にやっと気付きます。
「寂しさも分け合えているのなら嬉しい」という言葉からは、前向きに考えようとして隠し切れないつらさを抱えている心情が感じとれますね。
言いに行こう
足りないものを見つけて
それが君だとちゃんと言おう
ねぇ君の心がいつだって
晴れ渡るように 努力をしなくちゃ
君の弱さも強さも
全部まとめて面倒みるから
なんて言えたらいいなって思ってる事
ちゃんと言いに行こう
出典: リッツパーティー/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
そして、また「ちゃんと言おう」と決心を固める主人公。
今度は「全部まとめて面倒みるから」という言葉を「言えたらいいなって思ってる事」を伝える決意もしています。
まだはっきりと言い切れる自信はないけれど、いつかそう言いたいとは思ってる。そう伝えることは、無意味なことではないのでしょう。
このまま先の見えないお留守番を「君」にさせてしまうより、いつかは一緒になって「君」の面倒をみると伝えたい、と言うことで、「君」も将来に希望や期待をもって待つことができます。
そうなれば、きっとただ待つよりもずっと楽で落ち着けることでしょう。
そんな、今自分ができる精一杯の行いをしようと覚悟する主人公の姿で曲は終わります。
まとめ
明るく軽快な曲調の「リッツパーティー」。
その歌詞は、離れたところで自分を待つ「君」への想いと申し訳なさが歌われる、どこか頼りないラブストーリーを描いています。
普段なかなか恋人に会えない生活を送っている人、特に「待たせている側」の人が聴くと、感情移入してしまう部分も大きいのではないでしょうか。
そんなポップナンバー「リッツパーティー」を是非聴いてみてください。
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