疑心暗鬼、相手は自分を騙そうとしているとしか思えなくなってしまいます。

誰を信じたらいいのか?

何を捨てたらいいのか?

現代社会においてはわからなくなりやすい問題です

確実に信じられる人というは、自分自身しかいないともいえます。

歌詞とは関係ないですが、本当に信じていい仲間を見つけられた人はそれだけで幸せなのです。

そいつに媚びたって売れやしねぇぞ
こっちの水はそっちより甘いよ
本当は嘘だけどね

出典: 99/100騙しの哲/作詞: TAKUYA∞ 作曲: TAKUYA∞

そんな信用できない相手もまた、夢に敗れてしまった人。

元々は同じように夢を見て騙されてしまった人なのかも知れません。

親近感は湧いても同情しちゃいけませんよ。

本気過ぎて空回るのも、一寸先しか見えないのもという部分は、騙される方にも落ち度がない訳ではない事を示しています。

まとめると夢を見て上京し夢敗れて、怪しいオジサンになってしまった人達が騙し合いをしている世の中。

そこに新しいカモがまたやってきて騙される。

そのような人たちだらけで社会が成り立ってしまっている。という構図です。

皮肉の一つも言いたくなるのも頷けます。

そして怪しいオジサンにならないで済む方法はあるのでしょうか?

喰えねぇあんただってよ 夢に敗れたり
恋だってしてきたろうし 気持ちは分かんだろ?
本気過ぎて空回るのも 一寸先しか見えないのも
引き返せない所まで来たら 前しか見えないのも

出典: 99/100騙しの哲/作詞: TAKUYA∞ 作曲: TAKUYA∞

「そいつ」に媚びたって売れやしねぇぞと教えてくれる人は一見親切に思えます。

そのまま行ったら危ないよと教えてくれているのですから。

そうやって油断させておいて、こっちの水はそっちより甘いよと囁いてくると信じてしまうのかも。

冷静に考えればそんなにうまい話はない事はわかるのが普通ですが、話に乗せる方もあの手この手と工夫してきます。

そもそも最初から「そいつ」もグルなのかもしれないでのす。

1%も希望があるじゃないか!

100ある美味しい話の99個の結末は
いつだって僕等をあざ笑いコケにした
石に張り付いたって 笑ってらんないさ このままじゃ
今度こそ僕が100分の1を手にする

出典: 99/100騙しの哲/作詞: TAKUYA∞ 作曲: TAKUYA∞

いくらTAKUYA∞でも実際100も試したわけではないのでしょうが、美味しい話なんてそうそうあるものではないことは騙されたことのある人ならわかると思います。

そのほとんどは確かにいい思いをさせてはくれません。

しかしここでは、100分の1でも本当に夢をつかめるような希望があるなら諦めるなと言っています。

追いかけ続けて どっちから来たかも分からない
僕たちは 帰る場所なんてどこにも無い
恨んだこの街は 昔憧れた街だった
この場所で1000分の1だとしても 手に入れてやる

出典: 99/100騙しの哲/作詞: TAKUYA∞ 作曲: TAKUYA∞

夢を追いかけて、地元を飛び出したときから前も後ろもわからないまま頑張っているということです。

帰る場所なんてどこにも無いのは、すべての退路を絶って夢に賭けているから。

騙され続けていたとしても最後まで諦めなければ1000分の1に辿りつけると、諦めない決意表明です。

歌詞のまとめ

強烈に現代社会を風刺していますが、やはり最後まで諦めないで生き残った者が勝者だと教えているように感じます。

誰も信じられないなら、自分を信じて突き進むしかありません。

既に出来上がってしまったシステムを根底から変えることはできませんし、その中にいる以上は這い上がって行くしか抜け出す方法はありません。

終わりに

この曲を書いていた時のTAKUYA∞は相当病んでいたのでしょう。

全編に毒と風刺が含まれていますね。

最後には何が何でも成功を手にしてやる!で終わっていますので、希望という部分をしっかり拾い上げる事が大切だと思います。

今何かに取り組んでいるとか、夢があるからこそ、裏切られたり苦しい思いがあるのです。

それは何もないよりもずっと素晴らしいのではないでしょうか?

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