「サマーナイトタウン」はモーニング娘。の名曲！歌詞の意味とメンバーのパート割が知りたい！

「スマイル」というポジティブなイメージの単語と裏腹に、緊張感のあるリズムで始まる冒頭部分です。

歌詞の内容から、心からの自然な笑顔ではなく、自分を大人に見せるための作り笑いであることが分かります。

素直になれず、本当は好きなのにキライと言ってしまう複雑な乙女心が感じられるようです。

こんなに背伸びしなくてはならない相手とは、どんな男性なのでしょう？

パート割は、始めの2行を安倍＆石黒、3行目はそれに福田が加わって歌い、ハモリを中澤＆飯田が担当。

4行目は最初の「大キライ」が安倍＆福田、2回目から順に飯田、石黒、中澤とハモリが増えていきます。

これは、一緒にいたいけど、子どもっぽいわがままは言いたくない、という気持ちなのでしょうか？

歌っているのは1行目が福田（ハモリ石黒）、2行目が中澤、3行目がまた福田（ハモリ石黒）で、4、5行目が安倍です。

5行目のハモリは飯田が担当しています。

自分が自分の中にいるというのは、本当の自分を隠しているということかもしれません。

素直になれば可愛く見えるのに、そう出来ずにジタバタしている姿が浮かんできますね。

この部分は最初の2行を福田、残りを安倍が歌っています。

そして、ここへ来て初めて新メンバー3人（市井・矢口・安田）がコーラスで絡んできます。

サビの部分でも、やはり本当の気持ちを相手に悟られないよう、一生懸命に隠そうとしている様子が伝わってきますね。

メイクで大人っぽく見せようとしているあたり、相手の男性は年上で、なんとか対等に見られようと頑張っているのが感じられます。

ここは5行を安倍・福田・石黒の3人が歌って一気に盛り上げ、飯田・中澤がハモリを担当しています。

最後の「大キライ」は出だしと同じように安倍＆福田から始まり、2回目の「大キライ」に飯田のハモリ、残りに中澤と石黒のハモリが追加されていきます。

こうして歌詞を読んでみると、「サマーナイトタウン」は、年上の男性に片思いしている女の子の歌であるようです。

大人に見られたくて、背伸びしたり作り笑いをしてみたりしている様子がよく伝わってきます。

MVで夜の街を歩く彼女たちの姿も、この歌の世界にぴったりですね。

もし中澤裕子がメインで歌っていたら、ただの大人っぽい歌で終わっていたかもしれません。

しかしメインは安倍なつみで、それに最年少の福田明日香も多く絡んでくることで、「背伸びする少女」というテーマがしっかりと表されているのが秀逸と言えるでしょう。

この曲のパート割を確認すると、新メンバーは何箇所かコーラスとして参加しているだけでした。

MVでもなかなか映らないので、「圭ちゃんはどこ？」「やぐっちゃんは小さくて隠れちゃったの？」と探してしまうほどです。

これは、オリジナルのメンバーに気を使った構成なのか、単に実力で選ばれたのか、どちらでしょうか。

どちらにしても、ここでセンターだった安倍なつみはこの後もモーニング娘。の核として、世の男性ファンのハートをがっちりと掴んでいくことになります。

恋する女の子の複雑な気持ちを、ちょっとセクシーに歌った「サマーナイトタウン」。

MVを観ると、モーニング娘。のオリジナルメンバーの個性が徐々に発揮されてきているのを感じます。

今回はあまり活躍できなかった新メンバー達も、この後に大きく飛躍するのは周知の通りです。

久しぶりにこの歌を聴いたという人も、昔のモー娘。の歌を初めて聴いたという人も、ぜひカラオケで歌ってみてはいかがでしょうか。

きっと楽しく盛り上がれますよ！