「Late Show」では「嗚呼」というワードが合計5回でてきます。
この表現は自分の心の声、感情が衝動的に出てきている様に読み取れます。
言葉に出来ない、なんとも言えないこの気持ちは一体何なのか。
結局は自分のことが1番わからない。
誰にでもその様な経験はあるかと思います。
そんな心の声がそのまま表現されているようにみえます。
独特な比喩表現
言葉にできない言葉
濡れたエプロンとシチューのルーの端
撫でたなら思い切り後悔しろ
出典: Late Show/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
気持ちの名前はなんだっけ
なんだっけ なんだっけ
出典: Late Show/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
ここの歌詞自体に深い意味が込められたわけではなく、その状態を意味しているのでしょう。
この文が文としてあまりわからない様に、自分の気持ちも自分でわからないものである。
そういいたいのではないでしょうか。
進む思考の混乱
深みにはまっていく
消えたテンションのループが宙を舞う
妄想したら思い切り後悔しろ
気持ちの名前はなんだっけ
なんだっけ かんだっけ
出典: Late Show/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
1番のサビと2番のサビ部分では最後の行の表現が異なります。
2番の言葉は、日本語の「なんだか」という言葉を片倉さんがアレンジされた造語の様にもみえます。
曲が進むにつれて自分の頭がより一層、混乱していく様子が伝わってくるパートです。
ユーモアの現れ
シュシュシュシュポッって何度も応急かし
青い鳥のマークでサーチしろ
君の痕跡辿っても
違うんだよ 違うんだよ
違うんだ
出典: Late Show/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
「彼女にまた会いたい」と急ぐ気持ちがそのままダイレクトに歌詞に現れています。
独特な擬音表現や1行目の造語から、片岡さんの世界観が垣間見えます。
「鳥」はおそらくTwitterを表現されているのでしょう。
非常に現代的でおもしろい歌詞の1つです。
多くの人が、気になる人のSNSをいろいろと探る行為をしてしまった経験があるのではないでしょうか。
しかし、悲しいことにそれでは現状は何も変わりません。
「そんなことをしている場合じゃ無いんだよ」と自分に対していい聞かせている様に読み取れます。
徹底的に向き合う
自問自答する主人公
嗚呼
もう嫌になっちゃった
「兎角誠心誠意向き合った」って
本当か?なあ本当か?
過去改変は十八番だろ
出典: Late Show/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
1番と2番で鍵括弧が付いている箇所が違います。
このことから分かるのは主人公の心境が変化していることです。
その後に続く3行目の言葉から自分に対して強く問いかけている様子が伺えます。
自問自答をすることによって、自分の決断が間違っていないと確認しているのでしょうか。
自分自身を奮い立たせているかのように感じる歌詞です。
自分に、素直に。
「こんなん厄介だ」
二度と恋なんてもうしないってね
一度目を諦めないから
溢れ出しているのでしょう
出典: Late Show/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太