sumika【Late Show】歌詞の意味を考察！何が嫌になった？間に合えに込められた想いを深読み

ここでようやく彼女のことをまだ好きな自分の気持ちに素直になりはじめます。

彼女のことがやっぱり諦められない自分を認め始めるのです。

5行目の表現からは、日本語ならではの美しさを感じられます。

片岡さんが紡ぐ独特の歌詞に潜む魅力を感じる表現です。

ここは前半にも全く同じフレーズが出てきましたが、後半では意味が少し異なっている様です。

最初の方は「自分の気持ちが一体何なのか、全くわからなかった」のでしょう。

しかし、今まで自分との会話をしっかりと重ねてきたことでその気持ちがわかりつつあります。

「この気持ちがなんなのか、もうすぐわかりそう、思い出せそう」というところまできている様に読み取れます。

最後の行に主人公の想いが凝縮しているのがこのパートです。

そこからわかるのは「間に合ってくれ」「間に合って欲しい」という切実な想いです。

主人公の願望がこの1文に込められているのだということがわかります。

今まで後悔・怒り・落ち込み・諦めなど、様々な感情と共に駆け抜けてきました。

時に投げやりな気持ちになってしまったこともあったでしょう。

自分で自分がわからないこともたくさんありました。

しかし、彼は乱れながらも自分自身と会話することをやめなかったのです。

もう遅いということは自分が1番感じていることですが、心に嘘はつけなかったのでしょう。

最後の一文、間に合えはとてもシンプル且つ、端的な表現です。

自分に正直になること、素直になることは時として非常に難しい場面があると思います。

大人になるにつれてより一層その厚みが増してくる気がします。

しかし、どんな状況でも自分の心と向き合い、ありのままの自分を受け入れることは大切です。

格好悪くてもがむしゃらに駆け抜ける主人公の姿がここでは描かれています。

果たして、この主人公は間に合ったのでしょうか。

Late Showは恋愛ソングの様にみえますが、彼女について描かれている箇所があまり見当たりません。

という歌詞がありますが、これは「今、目の前に見えるものとしては存在しないもの」です。

残骸という言葉は、「原形をとどめないほど破壊された状態のもの」を意味します。

また、痕跡は「過去にある事物があったこと」を示す言葉です。

片岡さんがこの言葉を選択されたのには、世界の状況と重なる部分があったのかもしれません。

「Late Show」は2021年の新型コロナウイルス感染症が流行している時期に作られました。

困難な世の中を生きる中で生み出された楽曲。

この曲の主人公は結局間に合ったのか、間に合わなかったのかはわかりません。

そのため、「Late Show」は私たちにその結末を想像させる楽曲となっています。

あなたが考えた結末はきっと、あなたの価値観を反映したものです。

片岡さんが制作したかったのは、リスナーが自身の価値観と向き合う楽曲だったのではないでしょうか。

今回はsumikaの「Late Show」の歌詞について解説してきました。

「Late Show」は作詞作曲を手がける片岡さんのオリジナリティが発揮された歌詞が魅力的な楽曲です。

今回の記事を通して、その歌詞の世界観をより深く感じていただけたことでしょう。

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まず、最初におすすめするのはsumikaの中でも人気の楽曲「願い」です。

sumikaらしい儚いラブソングとなっています。

また、CMにも起用された「ソーダ」もおすすめです。

こちらは爽やかなメロディが特徴的な楽曲となっています。

sumikaの幅広い音楽性を楽しんでいただければ嬉しいです。

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