【ギミギミック/RADWIMPS】「ギミック」って何のこと！？歌詞の意味を徹底解釈！【TAB譜あり】

言葉によって、人間の定義や世界の定義は変化します。

正しさというものだって変化します。

でも変わらないこともあります。

地球の丸さや人間とは何か？というスケールの大きい問いを表現しながら、誰だって何だっていいんだと野田は言います。

野田が知りたいことは自分のことです。

自分という人間は何なのか？ 自分の人生は素晴らしいのか？ 自分が生まれてきた意味は？

彼はそういうことをずっと問いかけています。

そして自分を認めてくれた君という存在のことなどを歌っています。

自分の人生を宝くじに喩えた歌詞が面白いですね。

そして生まれてきたことを祝福できるかどうか？

考えているのです。 この気持ちはとてもよくわかります。

そして誕生の時には、すべてわかっていたということを思っています。

生まれた時に、すべてがわかっていたのでしょうか？

キリスト教には、すべてを見通す目として、プロビデンスの目というものがあります。

仏教では、大無量寿経の中に、すべてを見通す光という概念が書かれています。

人は意識的な部分ではなく、無意識の部分に、どこかすべてを見通している部分があるのではないかと筆者は考えます。

なぜ人のことを好きになるのか、嫌いになるのか。 そういうことのすべては感覚です。

そういう無意識の部分に、キリスト教や仏教が説いてきた"すべてを見通す何か"があるのではないか？と想像します。

「ギミギミック」という歌は、生きることの意味は生まれた時に決定されているけれど、それを探るのが人生という仕掛けの意味があるのかもしれませんね。

でもそのままギミックではなく、「ギミギミック」としたのは"Give me gimmick"とする説もあります。

自分が生まれた時に、喜ぶことも悲しむことも知っていた。

脳科学的にはありえない話ですが、魂というものがもしあるなら、ひとりひとりの人間の無意識になにかあるかもしれません。

RADWIMPSの野田が歌っていることの根底には、自分というものを意識で捉えようとしたり、言葉や感情でとらえようとしたりする。

けれど、生まれた時にもうすべてわかっていたんだよということだと思います。

自分で自分の生まれてきた瞬間はわかりませんが、生まれてきた理由を探すからにはどこかで答えもあってほしいという思いが伝わってきます。

この答えがあって欲しいという思いが、"Give me gimmick"という言葉を略して「ギミギミック」になったのかもしれませんね。

自分が生まれてきたことを当たり外れでは考えたくないですが、野田が大きく日本の音楽に影響を与えていることは間違いありません。

アーティストの問いの凄さを感じます。

無料ではありませんが、「ギミギミック」のタブ譜を見つけました。

演奏には超絶的なテクニックが必要ですが、RADWIMPSのこの曲を演奏できるなら、凄い演奏力だと思います。

「ふたりごと(一生に一度のワープver.)」や、名曲「有心論」、歌詞が凄い「セツナレンサ」など、アイデアに満ちた曲が聴いていて楽しいこのアルバム。

彼らのアルバムは歩いてきた道のりがみえますが、本当に凄いアルバムだと思います。

ぜひ聴いてみてください。

自分がなぜ生まれてきたのか？

意識的にはその答えを探るしかありません。

でも無意識や宗教的な何かはその答えを知っているとしたら、ちょっと怖いけれど知りたいですね。

自分の生きてきた意味を表現してみてください。

アーティストは凄いと感じさせられる曲でした。