通算14枚目のシングル曲

THE BACK HORN【声】歌詞の意味を徹底考察!小さな手は誰のもの?移り行く季節に響く声とはの画像

この曲は、THE BACK HORN(以下略:バクホン)の通算14枚目のシングルです。

イントロからロックを感じるこの楽曲は、ボーカルの松田晋二さんが作詞をしました。

舞台はから変わりゆく季節。

主人公は「」を求めています。

その「声」とは一体どんなものなのか、考察していきましょう。

昔のことを思い出している

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夏から変わる季節を舞台にしているが、現在に起こっていることではない。

昔に起こった出来事を思い出しているのが、1番の歌詞に当たります。

その歌詞について詳しく見ていきましょう。

遠い夏 光の中で燃えていた季節が過ぎる
俺達は出会った日から探してる 本当の声を
蝉色の雨に消えた残像

出典: 声/作詞:松田晋二 作曲:THE BACK HORN

忘れられないほどの記憶

1行目からわかるように、現在の出来事を表しているわけではありません。

昔の出来事を忘れられず2行目にある「本当の…」を求め続けているのがわかります。

季節は夏から秋に変わる頃、これはステキな思い出のはずだった。

だが、あることをきっかけに、悲しい思い出になってしまったのだと思います。

この「あること」とは一体どんなことだったのでしょうか。

何が消えたのか

蝉色とは、夏の激しい夕立を意味していると考えられます。

夏には急な雨が多いですし、さらに激しく降ることが多いです。

蝉の鳴き声と雨の激しさをリンクさせているのではないでしょうか。

そして、その雨が降っているときに「あること」が起こったのでしょう。

3行目の最後部分では、何かが「消えた」とあります。

これは、思い出のことでしょう。

あの思い出(ステキな出来事)が消えて無くなってしまった。

「あること」が起こったせいで、悲しい記憶として今でも残り続けています。

決して忘れず、立ち向かう

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この曲のサビ部分は、激しい夏の雨を連想させるようです。

叫ぶような歌声に、激しい曲調。

やりきれないような、思いをぶつけているような歌声です。

歌詞の部分を聴いてみるとわかるように、その熱を感じます。

その熱い想いを見ていきましょう。

今走り出す 何処までも新たな旅路をゆく
決して振り返ることなく
この限りない情熱で嵐の日々を越える
いつか晴れ渡るように

出典: 声/作詞:松田晋二 作曲:THE BACK HORN

くよくよせず、進むしかない

1〜2行目を考察すると以下のようになります。

あの出来事を忘れるわけじゃない。

だけど、悲しい思い出にいつまでも浸っているわけにもいかないです。

だから、進んでいかなくてはいけない

このように、この楽曲の主人公は、前へ進んでいく決意をしました。

そして振り返らないと誓い、新しい道へと進んでいく。

「決して」とあるように、固い決意を感じ取ることができます。

熱い想いを頼りに、進むしかない

3〜4行目が意味しているものは、覚悟です。

決意を固め、これから起こるものに立ち向かっていく。

情熱とは、決意を込めたもの(熱い想い)なのだと思います。

この熱い想いを胸に抱きながら、どんな困難も立ち向かっていく覚悟を決めました。

それが、この曲の主人公の新しい道になります。

「あのこと」とは