汗水流して稼いだお金は自分がどう使おうとその人の勝手です。

お金はどんなことにも必要になります。

好きな物を買ったり、好きな事をするのにもお金が必要ですし、意に反する事に対してもお金が必要になります。

例えば、好きな事している時の5000円の出費はあまり高いと感じないのではないでしょうか。

しかし、病院や使いたいわけではないところにかかる5000円はとても高く感じます。

そして時間も同じ事が言えるのではないでしょうか。

好きな事をしている1日はあっという間です。

そして、仕事やら勉強などしている1日はとても長く感じます。

それぞれの物の価値観で、同じ時間の長さや金額でも感じ方が変わる。

当たり前の事ですが、とても不思議な気持ちになりますね。

寝れない時に言い聞かせたいサビの歌詞

一生終わる事なんかない 今日は昨日の明日だったでしょう
始まりを考えても意味が無い ありふれた答えしか出てこない
現実派気取りでいるなら 慰めなんて期待しないでしょう
死んだ魚の目のずっと奥の 心はとても丈夫だぜ

出典: モーターサイクル/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

きっとこの記事を読んでいる人の中には、夜寝る前になると色々考えてしまって眠れない…。

という方もいらっしゃるでしょう。

筆者もたまにあります。

毎日毎日、明日起こる事に対しての恐怖心と不安感。

この感覚に襲われるとどうしてか眠れなくなってしまう。

しかし、考えてみてください。

夜寝ることは死ぬまでずっと続きます。

昨日もそれより前からしたら未来です。

結局何をどう考えていても明日は必ず来ますし、思い通りの過ごし方なんでできません。

そして大体の場合、今日と同じ明日が繰り返されるのです。

なので、不安に考えたりするのももしかすると無駄なのかもしれません。

そんな気持ちをこの歌詞を見て感じる事ができました。

毎日同じ事を繰り返し、夢も希望も抱けなくなると「死んだ魚の目」のように生気を感じられなくなる場合もあります。

しかし、目は死んでいても心は結構元気だったりするのです。

でもちょっと強がっているのかな歌詞を見て想像できました。

ぶつけようのない怒り

買い手のいない激しい怒り 置き場など無い哀しい悟り
それでも生活という行為 生まれたらどうか生き抜いて

出典: モーターサイクル/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

人は時に猛烈に怒りを感じる瞬間があります。

まさにやり場のない怒りなんて言います。

そんなどうしようもない怒りを誰かが買ってくれたらそんな楽な事はありません。

また、捨てさりたいほどの哀しみに遭遇した時、その場に置いてこれたら哀しみに耐える必要もありません。

しかし感情というものは誰も買ってはくれないし、その場に置いていくこともできません

そんなどうしようもない怒りや哀しみを繰り返すのもまた「生活」の一部です。

「モーターサイクル」の歌詞で藤原さんが伝えたいのは「生まれたらどうにか生き抜いて」

という部分ではないでしょうか。

どんなにつらい事があっても、心を傷つけられても、絶望を感じても…。

生き抜いてほしい。

このフレーズに心を打たれました。

諦めてしまっているようで励ましてくれてもいる

わざわざ終わらせなくていい どうせ自動で最期は来るでしょう
その時を考えても意味が無い 借りてきた答えしか出てこない
現実派気取りじゃないなら どんな時間が無駄か解るでしょう
死んだ魚の目って言われても 心臓はまだ脈を打つ

出典: モーターサイクル/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

やれやれ。という感情が見え隠れする歌詞ですね。

もし「自殺」を選ぶなら、その行為がどれほど無駄なのかを伝えたいのだと感じました。

人間何をどう生きていても「死」は避けられません。

ならばその「死」が自然に訪れるのを待つ方がいい。

確かにそう感じました。

自ら命を絶つことは、それだけ勇気も度胸も必要なのかもしれません。

しかしその勇気や度胸を生きていくことに使いませんか?

その方がよっぽど自分も周りの人たちも幸せなはずです。

とにかく生きて。

四の五の言わず飯食えよ 人の振り見て人にはなれんよ
気にする程見られてもいないよ 生まれたらどうにか生き抜いて
周りが馬鹿に見えるなら 生き難いなんて事もないでしょう
死んだ魚の目を笑う奴に 今更躓く事もないでしょう

出典: モーターサイクル/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

もし、目の前に自ら命を絶とうとする人がいたなら、正座させてこの歌詞を言いたい。

そんなちょっとお説教じみている歌詞が胸に刺さります。

自分が想像している以上に周りは自分の事を見てはいません

自分を悪く言う奴や、嫌な思いをさせてくる人たちを「馬鹿」だと思うならそう思っていていいのです。

だって、自分より馬鹿だと思った方が気が楽になりませんか?

物は考え様で、生き難さは案外自分の心がそうしているのかもしれない。

この世界は狭いようで広くもあります。

空を見上げて、きっと自分が見ている空を同じ時に見ている人はあなたの味方かもしれません

あなたの居場所は「そこ」だけではありません。

「死」を見るほど辛いのであれば、逃げてもいいのです。

だからどうか、「死」を自ら選ぶ事はしないでください。

人間はあなたの周りだけではないのだから。

独り言だと思って

あぁ君には言ってない そう無視してくれていい
相槌さえ望まない そもそも大した事言ってない

手貸したら握るかい どっちでもいいけどさ
あぁ外野は放っとけ そもそも大した事言ってない

出典: モーターサイクル/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央