『心像放映(しんぞうほうえい)』を分解してみる
「心像」
今回紹介する曲のタイトルは『心像放映』。
「しんぞうほうえい」と読みます。
皆さん、何とも難しそうなタイトルだなあと感じていませんか?
しかし実際は、表記された字から推測するよりはるかに簡単な意味です。
このタイトルは2つの言葉からできています。
「心像」と「放映」です。
はじめにこのタイトルを分解して、意味を考えてみましょう!
まずは「心像」。
文字通り「心に浮かぶ像」という意味です。
「心」というのは人間が感じ、考え、想像する場所。
その場所から生まれるイメージが「像」です。
「心のなかでイメージした映像」という解釈が一番しっくりくると思います。
「放映」
それでは「放映」はどうでしょうか?
これだけ見ると、今にもテレビ番組が始まりそうな雰囲気です。
そうなんです!
この言葉の意味はまさに、「テレビ番組や映画作品を流すこと」なんです。
この二つを合わせて意味を考えてみます。
「心のなかでイメージした映像を、テレビ番組や映画作品を流すように放映すること」。
イマイチですね...。
それではこういう解釈はいかがでしょうか?
「心のなかでイメージした映像を(自分の内側から外界へ)放つ」。
この意味だとしっくりくると思います。
「放映」というのは「フィギュール=言葉のあや」であって、文字通りの意味ではないようですね。
『心像放映』視聴
「diorama」公式ダイジェスト動画より
『心像放映』の楽曲解説に移る前に、この曲を聴いてみましょう。
「YouTube」にこの曲が収録されているアルバム「diorama」のダイジェスト動画がアップされています。
今のところ、この曲単体での公式動画は無いみたいですね。
下にアップしておきましたのでまずはご覧ください。
ギター弾き語り動画も!
『心像放映』の特徴点が分かる動画
上に挙げたダイジェスト動画では短くて分かりづらいという方。
そういう方のためにもう一つ動画を引用します。
こちらはアコースティックギター一本で弾き語りしている方の動画になります。
『心像放映』の特徴点がよく分かる動画になっていますよ!
いかがでしょうか?
この動画をアップした方は、この曲の他にも米津玄師の曲を弾き語りしているようです。
米津玄師の声色に似ていますね。
そしてギターが上手い。
『心像放映』は、ある一定の音が最初から最後まで出ています。
それは「G」=「ソ」の音です。
同じ音がずっと出ていると楽曲に浮遊感が生まれる。
「夢見心地な休日の平和な午後」という形容がよく合う曲だと思います。
さて、次から『心像放映』の歌詞解説へと入ります。
この動画を参考になさってください。