もう1度夢を掴みたい

違う自分に会うために

でも会いたくて 会いたくて すぐ会いたくて 会えなくて
そう今日の向こう その向こう 自分の理想 会いに行こう
そのちょっとした ホッとした 時間があるだけで景色が広がって行くよ
まだもっといける もっといける そのファッションもパッションも
きっと僕たちは トータルで It’s my life 抱きしめて
濁る事なく鮮やかに染めて行こう Empty Heart

出典: Lucky-Unlucky/作詞:Kazumi Mitome, MICO# 作曲:Kazumi Mitome

人は見えない未来に対し、どうしても不安を抱くものです。

特に自分がなりたい姿成し遂げたい夢が明確であればあるほど、その気持ちは大きくなります。

しかしここではそのネガティブな気持ちに打ち勝って、すべてを掴み取ろうという気持ちが溢れているのです。

すべてを掴み取った、輝かしい自分の未来。

それをイメージしながら、そこに向かって駆け出す様子が描かれていますね。

濁るという言葉が使われているのはきっと、その過程で気持ちが折れ、諦めている状態を指すのでしょう。

そうではなく、澄んだ鮮やかな色で埋め尽くしたい。

つまり、諦めることなく未来に向かって挑み続けたい

主人公はそんな風に前向きで、明るく力強い気持ちを抱いているのでしょう。

人生とは…

支え合ってこそ

ひとりで生きてるわけじゃない
人と人は同じじゃない 夢や希望 恋愛のタイプも
思い通りにいかないから楽しい

出典: Lucky-Unlucky/作詞:Kazumi Mitome, MICO# 作曲:Kazumi Mitome

私たちの生活は、顔も名前も知らない人たちの力によって守られています。

そして同じく、日々顔も名前も知らない人たちの生活を無意識のうちに支えているのです。

こんな風に、人と人は支え合っています。

むしろ一人きりで生きようとしてもそれができないほど、密接に関わりあっているのです。

そんな風に支え合っている人々ですが、当然ながらそこには全く同じ人間など存在しません。

歌詞に登場していること以外にも、考えや信仰など違うものだらけです。

わたしたちの人生が時に思い通りにならないのは、きっとこれも要因の1つなのでしょう。

もちろん自分自身が原因のこともありますが、意図せずして関わる人たちの影響を受けることだってあります。

思った通りになることの方が少ないでしょう。その難しさに考え込む場面も多くあります。

それでも、まさにそのうまくいかない感じこそ、日々生きている実感に繋がるものではないでしょうか。

もちろん簡単にいかない分、頭を悩ませることも増えるでしょう。

しかし1つ1つクリアしながら成長していく、その感覚を味わえることこそ、まさに人生!

主人公はそんな風に、自分自身の人生を存分に楽しんでいるのですね。

良くも悪くも、すべて含めて…

だから…
待っていて 待っていて ただ待っていて そっといて
今たった一つ やっと一つ 見つかったもの わかったもの
ああ今度こそ 今度こそ この心満たされる時が来ると誓うよ
喜んだ日も 泣いた日も アンラッキーも ラッキーも
きっと僕たちは トータルで It’s my life 抱きしめて
筋書きのないこの現実を刻む Empty Heart

出典: Lucky-Unlucky/作詞:Kazumi Mitome, MICO# 作曲:Kazumi Mitome

楽曲前半で満たされていなかった、空っぽな主人公の心。

振り返ってみると、主人公の心が満たされなかった原因は孤独感虚無感にありました。

ほかの言葉に言い換えることができない、まさに心を空っぽにしてしまうような感覚

しかし主人公は、ここまでで気がついたのです。自分は決して1人ではない、と。

嬉しかった時も、悲しかった時も。良いことがあった日も、あまりよくなかった日も。

自分のそばにはいつも誰かがいました。そう、どんな時も孤独ではなかったのです。

それに、長い人生どんな時もうまくいくはずがありません。ダメな時だって、それもまた自分の人生。

そうやって前向きに捉えられるようになった主人公。これまで以上に自分の人生を大切にし始めました。

そして最後。人生にはシナリオがありません。未来のことなんて誰にもわからないのです。

だからこそ不安になって、怖くなって、どんどんネガティブな気持ちになってしまうのでしょう。

でも主人公はもう気がついています。それも自分の人生だ。

だから前向きに、今この瞬間を生きているのです。

全て含めて自分の人生!

人生は世の中に存在するどんな事・どんな物よりも思い通りになりません。

人は時にその事実に振り回され、頭を悩ませてしまうものです。

しかしどんなに悩んだって、思い通りにならないことに変わりはありません。

だったら、その不自由さも含めて愛したい。だってそれもまた、自分自身の人生の一部ですからね。

皆さんも人生の途中で悩み立ち止まることがあったら、この歌詞を読んでみてください。

また前を向いて、楽しく進み始められるはずです。

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切なくも強さの感じられるメロディ、儚げなメンバーの歌声が心を掴んで離しません。

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